外資系投資銀行への道標

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外資系投資銀行への道標

外資系投資銀行への転職・就職に関する記事を書いています。

外資系投資銀行の求人は非公開!絶対に失敗しないたった1つの方法

この記事は2016年11月24日に公開され、2017年5月13日に内容が更新されています。

肉食系エリートがビッグディール獲得を目指して血潮をあげる戦場、それが外資系投資銀行の現場です。

世界中の腕に覚えのあるツワモノたちがこぞって志願する業界なのですが、その関門は高く、本当に一握りしか戦場に降り立つことが赦されません。

ただでさえ難関なのに、さらに投資銀行の転職求人はホームページなどに掲載されないという事実が候補者を絶望させます。投資銀行の求人情報にアクセスするだけでも難易度が高いのが現状です。

そんな外資系投資銀行への転職において、少しでもアドバンテージを持って採用プロセスを進めるために重要となってくるのは優秀な参謀・相棒(転職エージェント)の存在です。

本記事では求人情報の入手から内定獲得までの一連の転職活動を概観し、エージェントの役割やメリットについて説明していきます。

これを機にエージェントについての理解を深めていただき、有能な参謀を獲得する一助となれば幸いです。

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外資系投資銀行における転職の考え方

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外資系投資銀行では転職は一般的

外資系投資銀行では転職は実に一般的で、毎月月初に新たなメンバーが入社するというのは日常茶飯事です。受け入れる側も皆転職者のため、特に混乱もなく気さくに挨拶をしてくれます。

ファームによりますが、投資銀行本部にはおよそ200人〜400人程度のバンカーが在籍しています。一方で、新卒社員は毎年だいたい5〜10名程度ということから、いかに中途採用が多いかお分かりいただけると思います。

中途採用は非公開求人が中心

通年で採用をしているということは、同じだけ退職者がいるということになります。退職理由はポジティブなものからネガティブなものまで実に様々ですが、そうして空いたポジションはヘッドハンティング(=指名採用)で埋めるか、通年採用で募集します。

ただ、会社ホームページには応募の窓口が掲載されているのですが、詳しい求人情報はメールなり電話で聞いてみないことには分かりません。リアルタイムで求人情報を更新していないのです。運良く問い合わせたタイミングで希望するポジションに空きがあるなんていうことは稀で、何度も何社にも問い合わせをすることになってしまいます。

なぜそんなことになるのかというと、人を雇いたい現場のバンカーと、ウェブサイトの人事関連ページを運用している人事とが上手くコミュニケーションがとれていないためです。投資銀行特有のカルチャーではあるのですが、バンカーには極めて高度な専門性や適性が要求されるため、人事にはその人材評価が困難であり、現場のバンカーに大きく採用の権限が渡されています。ただ、現場のバンカー(主にマネジングディレクタークラス)も採用に手が回らず、結局馴染みの転職エージェントに紹介を依頼をしたり、現場のバンカーが知り合いの優秀な人間を呼び込んだりという策を採りがちなのです。

そうした背景から、投資銀行の求人は表に出づらく非公開求人となってしまう理由です。

外資系投資銀行への転職で失敗しやすいポイント

残念ながら外資系投資銀行への転職をしようとしても、失敗に終わってしまうケースが存在します。また、きちんと転職準備をしなかったがために、せっかく転職できても「こんなはずじゃなかった」となってしまうこともあります。下記のようなケースです。

  • 投資銀行の求人が見つからず、募集が出るまで待っていたら時間だけが無為に過ぎてしまった
  • アピールすべきスキル・能力・実績が分からず、面接でその場その場のアドリブで回答していたら、面接官に一貫性のない印象を与えてしまった
  • 東京ブランチだから面接は当然日本語だと思っていた
  • 社内研修を当てにして入社前に準備を怠った結果、入社後しばらくたっても即戦力にならず、半年後にお払い箱になった
  • 希望していたセクター(担当業界)とまったく違うところに配属された
  • 海外出張を期待して転職したが、実際は東京の内勤ばかりだと気づいた
  • 外資系だから風通しが良いと期待したが、日系以上の上意下達カルチャーだった

このように我流で転職活動を進めたために、思わぬところで足元を掬われるという失敗ポイントは意外とたくさんあるものです。

バンカーへの転職でエージェントが必須なワケ

ここまで見てきたように、投資銀行へ転職しようと思っても実は幾重ものハードル、トラップが待ち構えているのです。

転職は人生の一大意思決定です。しかも、例えば家庭の事情や本業の都合で「3ヶ月以内に結果(=内定)を出さないといけない!」というような差し迫った状況に放り込まれることも大いにありえます。一度の失敗が、大きくキャリアを傷つけてしまいかねません。

そういった転職に失敗できない人、あるいは最初からスムーズに転職活動を進めたい人に対して、私は転職エージェントの利用を推奨しています。メンドウなことはすべて手配してくれて転職のアドバイスももらえる、しかも利用は無料とくればもはや使わない理由が思いつきません。

以下でもっと詳しく解説します。

エージェントとは

ではここからはエージェントについて詳しく説明していきます。

まずエージェントとは、転職の希望者に対して転職活動への助言やサポートを行う人たちのことを指します。いわゆる人材紹介サービスを提供している転職のプロフェッショナルで、国からの認可を受けて業務をしています。

転職希望者へのサービスの提供内容を詳しくみると、

  • 求人の紹介(非公開求人含む)
  • 履歴書や職務経歴書の作成サポート
  • 転職に関する助言
  • 面接対策
  • 面接日時の日程調整
  • 面接後の企業側へのフォローや企業からのフィードバックの伝達
  • 給与や勤務体系などの代理交渉

「転職希望者一人ひとりに参謀 兼 秘書が付いてくれるようなもの」というイメージで問題ありません。私たちに代わって法廷で戦ってくれる弁護士や、プロ野球選手の代わりにメジャー球団に対してより良い条件を引き出してくれる代理人たちと同じく、頼もしい存在です。

しかも、弁護士やスポーツの代理人は大金をかけて本人が雇わなくてはなりませんが、なんと転職エージェントに関してはすべて無料で就いてもらうことができるのです!

エージェントのメリット

エージェントを利用すると下記のような大きなメリットを享受することができます。

相談役として
  • 転職にまつわる不安や不明点をなんでも相談できる
  • キャリアプランを相談できる
  • 自分の市場価値を客観的に指摘してくれる
参謀役として
  • 面接でうまく伝えられなかったことを後でフォローしておいてくれたり、先方にそれとなく感触を聞き出して教えてくれる
  • 非公開求人を紹介してくれる
  • エージェントだからこそ知りえる企業の内情を教えてくれる(給与や社内カルチャー、勤務の実態など)
  • 履歴書の添削や、面接対策をしてくれる
秘書として
  • 日程調整や書類の手配などの事務作業をやってくれる
  • 面接官や採用担当者の簡単な情報を教えてくれる(略歴や人となり)

エージェントのデメリット

あまり多くはないのですが、当然デメリットも存在します。それらのほとんどは質の悪いエージェントにまつわるものです。

  • エージェントの力量がバラバラ
  • 質の悪いエージェントだと、エージェントにとって高額報酬の案件ばかりを勧めてくる

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転職エージェントはなんと無料!

ここまで手厚い転職エージェントですが、なぜ無料なのでしょうか? その秘密はエージェントのビジネスモデルにあります。

転職エージェントのビジネスモデルは、転職希望者に各種サービスを提供して実際に転職をした際に、転職先企業から紹介手数料をもらう形になっています。つまり、エージェントは成果報酬で企業から報酬を受け取っているために、転職希望者は一切支払わなくて良いというワケです。

ではなぜ企業が代わりに支払ってくれるのでしょうか?それは、企業にとってもエージェントを使う方が採用活動が楽だからです。どういうことかというと、企業からすれば入社後に活躍できる人にだけ面接を受けてもらいたいと思う一方で、応募者の中でそんな優秀な人はごく一握り。そうなると無駄な採用コストがかかってしまうことになります。履歴書や職務経歴書を丹念に確認する事務作業、通過確率の低いたくさんの面接の手配、せっかく採用しても他社に逃げられる埋没費用などなど。企業と転職希望者のマッチング可能性をあげるという意味において、転職エージェントによるフィルタリングは多少のコストをかけたとしても安上がりで助かるということです。

また、成果報酬のためエージェントも責任を持って最後まで付き添ってくれます。応募をしておしまいではなく、内定通知をもらうまで、場合によっては入社後のメンタリングも含めてきちんと面倒を見てくれます。

企業側も良い人材を紹介してもらえるのであれば継続的に依頼をしたいと思っているので、エージェントとしても入社後にミスマッチが発覚するような紹介はしません。したがって無闇に転職を勧めたりはせず、キャリアプランや適性を見ながらその人に合った案件を紹介してくれます。

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エージェントを使った転職までの6ステップ

では実際にどうやってエージェントと転職を進めれば良いのでしょうか?

ステップ1. エージェントを見つける

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まず最初は良いエージェントを見つけるところからです。良いエージェントとは、転職希望者が最終的に満足のいく転職ができるよう最大限サポートを惜しまず、実際に満足のいく転職をさせてきた実績のあるエージェントのことです。

前述した通り、受けられるサポートのクオリティはエージェントの力量次第なところが大きいのですが、良いエージェントというものはそうそう見つかるものではありません。ただ、良いエージェントをひとり見つけることができたならば満足のいく転職に王手をかけた言っても言い過ぎではありません。

良いエージェントを見つける3つのポイント

まず前提として、良さそうな紹介案件がありそうなエージェントとはできるだけ多く会ってみましょう。最低5人とは会いたいところです。そのくらい会えば良いと思えるエージェントが見つかる可能性が高いです。30分〜1時間ほど面談をして、自分に合いそうか、良い案件を紹介できるかなどを判断します。

具体的にチェックポイントを見てみましょう。

  1. エージェントの得意領域(業界や職種)が自分の希望と合致する
  2. 履歴書の添削や面接対策をしてくれる
  3. 給与や勤務体系など、切り出しにくい内容について代理で交渉してくれる

この辺を重点的にチェックをしつつも、相性の良いエージェントを見つけられると良いですね!

ステップ2. キャリアプランの作成

首尾よくエージェントが見つかったら、まずはキャリアプランについてきちんと相談しましょう。初回の面談でざっくりと目指すキャリアについて話しているとは思いますが、さらに踏み込んで話してみます。大学時代まで遡って当時の夢やファーストキャリアを選んだ理由、そして今その夢に対してどう考えているか、今のキャリアで感じている課題について、転職によって何を変えたいと思っているのかなどをエージェントに本音で話してみてください。言語化してアウトプットすることで、自分自身でもわかっていなかったことが明らかになってきます。今後の面接であなたのことを何も知らない面接官に自分を表現できるようになるための最初のステップと考えて、包み隠さず話してみましょう。

ステップ3. 企業探しと調査

次に希望するキャリアに合う企業探しです。具体的なアイデアがある場合は素直に話してみましょう。現実性を確かめることが趣旨ではなくブレーンストーミングに近いので、「自分には到底身の丈に合わない」などとは思わずに希望があるなら大胆に話すことが大切です。

いくつか求人が見つかったら可能な範囲でその会社を調べてみましょう。会社ホームページ、ウィキペディア、上場企業なら直近3年分の決算説明書や有価証券報告書、直近1年分のネットニュース、エージェントに聞いてみる、友人にも聞いてみる、その企業のサービスを使ってみるなどなど。

ステップ4. 履歴書の作成

攻める企業をピックアップしたら履歴書と職務経歴書を作成します。Wordなどファイルで提出することになるので、紙で作成する必要はありません。職務経歴書についてはフォーマットのまま作成すれば良いため難しくはありません。ただ、履歴書については志望理由やPRポイントはもちろん、これまでのキャリアの実績や希望する年収など、新卒の時にはなかった項目が出てくるので、ここは是非ともエージェントの添削を受けたいところです。履歴書と職務経歴書が出来上がったらエージェントに提出してもらいましょう。

ステップ5. 面接対策

無事書類が提出されたらエージェントが面接の日時を調整してくれますので、決まるまで1週間ほど待ちましょう。この間に面接対策をします。履歴書の中身を頭に叩き込み、エージェントと会って面接の練習をしましょう。面接の頭から最後まで通しでやることを最低3回はやっておきたいです。本番の面接では緊張して言葉が出てこなくなったりの語がカラカラで声が上ずったりするものです。スティーブ・ジョブズも本番ギリギリまでしつこくプレゼンの練習をしたというのは有名な話です。何度でも、しつこく、満足いくまでやりましょう。

面接が決まったら当日の面接官の情報をエージェントに探ってもらいましょう。氏名、性別、職歴、現在のポジション、業務内容、あなたのどこに関心を持ちそうかといった部分が知っておきたいところです。氏名がわかればネットで検索してみましょう。ネットニュースだけでなくFacebookやTwitter、LinkedInといったSNSで見つかるかもしれません。「敵を知り 己を知らば 百戦危うからず」です。

面接が終わったらエージェントに電話をして所感を共有しましょう。その際、面接のあったビルからはできるだけ離れてから電話をしましょう。どこで誰が聞いているかわかりませんから。特に、面接で十分に伝えられなかった点や面接官が言った気になる発言などについてはきちんと伝えるようにします。そうすることでエージェントから先方にフォローを入れてくれますし、不明点についても後で代わりに聞いてくれます。

面接から1週間以内には結果がエージェントを通して知らされます。その際、企業側がどう思っているのかをエージェントから聞いておきましょう。評価の高かったポイントや、あなたを採用するにあたっての懸念点について聞いておくことで、次回の面接ではそこをそれとなくフォローすることができます。また、年収や勤務形態に満足できていない場合はエージェントに相談しておきましょう。面接が後半戦に差し掛かると本格的にそのあたりの交渉のフェーズになってきますので、いよいよエージェントの腕の見せ所です。

ステップ6. 内定獲得から入社まで

面接を複数回こなし、無事に内定が出たら入社までに必要な手続きについてエージェントに確認をしてもらいましょう。面接後は先方の会社に行く必要は特になく、必要書類を用意して郵送します。準備が整ったら勇気を出して退職届を会社に提出しましょう。

書類のやり取りが無事済み、退職願いも受理されたならば、あとは入社日を待つだけです。転職おめでとうございます。エージェントとは特にやり取りは発生しませんが、万が一、入社後に何か問題があればエージェントに相談してみましょう。

最後に

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以上のように、優秀なエージェントの存在は転職に欠かせません。特にハイクラス求人になると対応できるエージェントの数は限られていて、そうそう巡り会えるものではありません。私が投資銀行にいた頃は、いくつかのエージェント会社に登録をして実際にエージェントと会い、関係構築を始めている同僚は結構いました。転職を具体的に考え出す前から準備をしておくことが肝要だということを学びました。

一流の転職には一流のエージェントが必要です。同じ境遇がいつまでも続く時代ではなくなりましたので、気軽な気持ちでいいので転職エージェントに登録しておくことがこれからの処世術となるのではないでしょうか。

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