外資系投資銀行への道標

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ハイクラス転職したいならビズリーチ一択な理由

2018年5月18日更新 2017年1月30日公開

「そろそろキャリアアップしたいなぁ」「これまでの実績を活かして給料をドンと上げたいなぁ」「これまでにない分野にチャレンジしてスキルセットを強化したいなぁ」

新卒で入社して社会人5年目になると、そんな風に思う気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。

 

あるいは30代に入ると、「一足早いけれども管理職クラスでバリバリ働きたいなぁ」「そろそろグローバルで活躍するポジションに就きたいなぁ」などなど、年々積もる思いが抑えきれなくなってきた頃ではないでしょうか?

 

しかし、冷やかし感覚で求人サイトを探してみたけれど、そんなハイクラスな求人どこにも見つからなかった、なんてことは良くあります。

でも諦めるのはまだ早い!

あなたの希望の職種を見つけられる可能性は十分あります。

 

自分自身の転職経験から、私はビズリーチの利用をオススメしていまが、ビズリーチの魅力と評判、外資系企業で好んで使われる理由、そして実際に使ってみた感想をまとめてみました。

◾️外銀への転職なら登録1分、ビズリーチ!
※レジュメ(職務経歴書)を登録すれば、転職成功率がなんと7倍に!

ビズリーチとは

www.youtube.com

ビズリーチとは「国内唯一のエグゼクティブ向け会員制転職サービス」のことです。特徴は大きく2点です。

  1. エグゼクティブ、つまり経営者層や管理職以上の求人を中心としたハイクラス求人が集まる転職サイトであること
  2. 一定の基準をクリアしたハイクラスな方に向けた会員制サービスであること

が挙げられます。

年収600万円以上に支持される転職サイトNo.1!

そうはいっても、たくさん転職サイトがある中で、本当にビズリーチはハイクラスな人に使われているサイトなの?

ということで、公式サイトで公表されているエビデンスを真っ先にお伝えしておくべきかもしれません。

第三者として市場調査を行っているシード・プランニング社が「転職サイトの利用動向調査」をしたところ、年収600万円以上の高所得層からの支持が一番アツかったのがビズリーチだったという結果が出ています。

調査対象ですが、

  • 年収600万円以上で、
  • 転職経験あり or 半年以内に転職を考えている人
  • 計413名

を対象に行われた調査になりますので、一定の信頼が置ける調査結果かと思います。

外資系社員からの評判は非常に良い

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とはいえ、市場調査と肌感がズレているなんていうことも稀にあることですので、ここで私の周囲の状況も一例として書いてみたいと思います。

私が外資系投資銀行に入社したとき同期は10人いましたが、そのうち9人がビズリーチに登録しており、うち7人がビズリーチ経由で転職しています。

 

また、ビズリーチ経由で転職してきた人たちも結構いて、彼らは転職後も自分の市場価値を定期的に確認するために登録解除はしていないと言っていました。

私も転職の際はビズリーチを使いましたし、今も継続して会員(今は無料会員)です。

当時はまだテレビCMを打っていませんでしたが、それでもこの反響でした。いかにビズリーチが外資系企業で浸透していたことがお分かりいただけると思います。

■外資系に高評価の転職サイトならビズリーチ!

人気の理由は、ハイクラス求人だけが集まるサイトだから

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ビズリーチが外資系社員に好まれる理由はずばり、ハイクラス求人がどこよりも集まっているサイトだからです。

従来の転職サイトだと毎日ゴミのような求人メールが大量に送りつけられてきて、時間のないバンカーにとっては「いちいち読んでられないよ!」と思っていました。

できるだけ厳選して欲しいというニーズがあったのですね。

その課題に対してビズリーチは、年収750万円以上の求職者にはそれ以上の待遇になるような特選案件しか紹介してこないので、とても効率よく良い案件にめぐり合えるという訴求がユーザーに刺さったのです。

ハイクラス求人が集まる仕組み

では、なぜビズリーチには他サイトにはないハイクラス求人が集まってくるのでしょうか?

その仕掛けについて説明します。

 

リクナビやマイナビがマス(=大勢一般)向けですので、その対極である選択と集中がビズリーチの戦略になります。

どういうことかというと、マス向けの転職サイトだと求人数は大変多いのですが、大半は凡百な求人ばかりになりやすく、ハイクラス求職者にとっては、その中から希望の職を探さなければならないのでとても骨が折れます。

ハイクラス求職者が何時間もかけてサイトを探し回っても、望む求人には到底出会えないという欠点があります。

 

ところがハイクラス求職者だけが登録できるビズリーチならどうでしょう?

同じクラスタ(=ハイクラス求職者たち)が集まれば、そのハイクラス求職者にだけ訴求をしたい企業が集まって来ます。

そうなると、企業と求職者のミスマッチが減って成約率は高くなるはずです。

マス向けの高額な広告費を出さなくて済むため企業はハッピー、ハイクラス求人を効率的に探せる求職者もハッピー、成約数が増えることで手数料を得られるビズリーチもハッピーという、Win-Win-Winの関係を構築できます。

■Win-Win-Win(=ビズリーチ)はこちらから

ビズリーチで転職したら年収は上がるのか?

これは案件に拠るとしか言えません。

確かにビズリーチにはハイクラスの求人が集まっていますので、基本的には年収750万円以上の案件が多く、一般的な転職サイトと比べたら高給な案件で溢れています

あなたの今の年収より高い求人の選択肢は、他の転職サイトよりも間違いなく多いでしょう。

ただ、あなたが未経験の分野にチャレンジするのなら今の評価よりもディスカウントしてスタートするでしょうし、今の経験を活かせるのならば年収が上がることは十分あり得ます。

いずれにしても、企業からオファーを貰う時点で年収も判明しているので、あとはあなたが年収をあげたいのか、もしくは優先順位はお金以外のところに置いているのかで決まってくると思います。

ビズリーチ登録初日で50件のもスカウトメール!

ビズリーチに登録すると、企業や転職エージェントからスカウトメールが届くようになります。

スカウトメールとは、

「あなたの履歴書を拝見して興味を持ちました。株式会社●●の者です。▲▲部であなたのような人材を探しています。待遇は~、求める人物像は~です。関心があれば連絡ください。」

みたいなヘッドハンティングメールになります。

 

スカウトメールにも「プラチナスカウト」と「スカウト」の2種類があります。

プラチナスカウトは書類審査ナシで即面接が受けられるもので、企業やエージェントが相当あなたを気に入った場合に送ってきます。

プラチナスカウトは無料会員でも見られます。

 

一方でスカウトメールは有料会員しか見られません。

感覚値ですが、こちらの方がプラチナスカウトよりも数が2倍ほど多いです。

ビズリーチ登録初日に50件ほどのスカウト(プラチナ含む)メールがきて驚きました。

登録直後にノータイムで送ってくる人もいます。

人事担当者やエージェントがめちゃくちゃ頻繁に見ているなという実感があります。

ビズリーチの料金プランについて

料金プランを説明する前に、まずはビズリーチの「会員クラス」と「プラン」について説明せねばなりません。

まず会員クラスですが、年収750万円以上の方を「ハイクラス会員」、750万円未満の方を「タレント会員」としています。

会員クラスは現時点の年収で決まるものなので、あなたが選ぶことは出来ません。

また、前職で750万円以上であっても現時点で750万円未満であればタレント会員となります。

 

次にプランですが、無料の「スタンダード」と有料の「プレミアム」があります。

基本的には無料のスタンダードで問題ありません。

特に支障なく転職活動が出来ます。

ただ、有料プランになると

  1. 非公開求人を含むすべての求人に応募できる
  2. ヘッドハンターに直接相談できる

という機能などが追加されます。

料金プランは2種類

では本題の料金プランですが、あなたの会員クラスで料金が異なる仕組みになっています。

  • ハイクラス会員の場合(=年収750万円以上の場合)は4,980円 / 30日間
  • タレント会員(=年収750万円未満の場合)の場合は2,980円 / 30日間

になります。

無料が一般的なのに、どうしてビズリーチには有料プランがあるのか?

他のどの転職サイトでも無料な時代に、どうしてビズリーチだけ有料プランがあるのでしょうか?

利用者としては困りますよね。

私も最初に料金を見たとき「え!?お金取るの!?高くない?」と思いました。

「無料のサイトで十分転職活動できるでしょ」と。

しかし、結果として私は有料プランを使うことに決めました(今も有料プランです)。

「どうしてそうなった!?」と思われるでしょうから順を追って説明します。

 

他の完全無料サービスの場合、ビズリーチのクライアントは企業とヘッドハンターになります。

その結果、お金を支払う企業やヘッドハンターにとって都合の良いサービスとなってしまい、広告料を多く出してくれる企業がデカデカと目立つように掲載されるようになります。

私はこれにとてつもなく辟易しました。

どうでも良い求人ばかりが目立ち、私とのミスマッチは増える一方でした(ほとんどの転職サイトはそうでした)。

 

そうではなく、求職者の探している求人をきちんと紹介できるようにするためには、その便益を享受する人(この場合は求職者)から報酬をもらう形にするべきなのです。

私のように他の転職サービスに辟易するくらいなら、月額料金を支払って短期で決着させる方が結果的にコストは低く抑えられるかもしれない、そう感じて有料プランに申し込みました。

結果的に希望するハイクラス求人も見つかりましたし、無事に入社することができたのでコスト以上の価値は間違いなくありました。

何度もミスマッチな面接を繰り返すような機会損失を考えると、これは安上がりだと思っています。

■無料でも十分使えるよ、ビズリーチ!

30日分のプレミアムチケットが無料でもらえる!

現在ビズリーチでは、カンタンな条件をクリアすれば30日間のプレミアムチケットが無料で手に入るキャンペーンをしています。

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条件は至って簡単で、「スカウトメール等で気になったヘッドハンターがいたら返信してみましょう」というものです。

ビズリーチ調べでは、転職成功者は平均5人のヘッドハンターとコンタクトをとっているそうです。

ちなみに私もちょうど5名のヘッドハンターと会い、そのうち相性が良くて信頼に足ると感じた、とある女性ヘッドハンターさんに転職活動のサポートをお願いしていました。

実際にビズリーチを使って転職してみた

筆者は実際にビズリーチを使って外資系投資銀行からIT起業へ転職しました。

実際に使った感想を交えながら説明していきます。

まずは登録しよう(所要時間1分)

ビズリーチの使い方はとてもシンプルです。

まずは公式サイトから会員登録をします。

所要時間は約1分でした。

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氏名、年齢、性別、住所、英語レベルなど、13項目を記入するだけ、それで登録完了です。

お疲れ様でした。

これでヘッドハンターからスカウトメールが届くようになります!

詳細情報を入力するとマッチする案件が増える(所要時間12分)

なお、ミスマッチを減らしたい場合は、その後に詳細情報として更に13項目を入力する形になります。

私もそちらの入力をオススメしています。

具体的には、現在の年収やこれまでのあなたの経歴を入力します。

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職務要約(下図)の記入がやや手間なのですが、良いスカウトを受けるためには、できるだけわかりやすい表現で、多様な経験を、簡潔な言葉で記述すると良いです。

実は、転職における事務作業としてはここが一番の踏ん張りどころです。

 

ビズリーチには記入サンプルも用意されておりますが、さらに手間を省けないかと考えて、私の方でも下記のように記入例を用意しました。

使えるところを切り貼りして編集いただければそんなに手間もかからないと思います。

 

記載例1:投資銀行のバンカー向け

新卒から一貫して投資銀行部門に所属し、法人営業としてM&Aアドバイザリーおよびファイナンスアドバイザリー業務に従事。

3年強の間にテレコム・メディア・テクノロジーセクター(民生家電や半導体業界など)とフィナンシャル・インスティチューションズ・グループ(銀行、証券、生保業界など)にて大手上場企業15社程度を担当。

敵対的買収案件の防衛側企業に対するアドバイザリー業務や、2,000億円規模のメザニン債の借換え案件など、幅広い金融ソリューション案件を手掛けた。

 

記載例2:経営企画部向け

新卒入社後、新規事業開発部にて新規事業立ち上げの主要メンバーとして参画。

3年間で計2つのサービスのアーリーステージを牽引。

その後、経営企画に異動し、経営管理、予算作成、クロスボーダーM&Aに従事。

特にM&Aにおいては案件の発掘から対象会社へのアプローチ、エクセキューション、クロージング、PMIまで一貫して担当。

うち300億円バリュエーションの上場企業を20○○年3月に買収、子会社化。

発掘から携わっているM&A案件が、現在も複数プロセスが進行中。

 

記載例3:公認会計士向け

大学卒業後大手監査法人に入社し、大企業複数社を含む10社程度の監査を経験。

その中には米国会計基準および国際会計基準を採用する企業も含まれており、日本基準だけでなくグローバル企業の財務監査にも習熟。

この他、M&A案件やIPO案件等も経験しており、ビジネス上重要な投資判断に際して、財務上のインパクトやリスクの種類・程度を見極める知見も有する。

 

 

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ここを乗り越えれば詳細情報の入力が完了です!

詳細情報をすべて記入するのにかかった時間はおよそ13分でした。

詳細情報の記入が終わればビズリーチによる審査が始まります。

■コピペをうまく使えばすぐ登録できます、ビズリーチ!

職務経歴書代行入力で転職成功率が7倍に!

ビズリーチでは職務経歴書の代行入力をやっています。

職務経歴などは、ビズリーチの作り込まれたフォーマットで記述されている方が、転職の成功率が7倍にも跳ね上がるようです。

すでに職務経歴書をお持ちの方などは是非利用したいところです。

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もちろん代行入力の利用は無料です。

アップロードから5営業日以内には登録されますので、とてもスピーディで便利ですね。

登録はこちらから

スカウトメールを受け取ろう

ビズリーチには厳しい審査基準をクリアした一流のヘッドハンターだけが登録しており、あなたの情報をしっかりと読み込んでスカウトメールを送って来ます。

したがって全く関心のないゴミのような求人を大量に送ってくるような某大手転職サイトとは違い、刺さりやすい案件を厳選して送って来てくれます。

私の場合、スカウトメールは初日に50通以上、その後は日に5通ほど届いていました。

 

当時私は、自分のことを何処の馬の骨ともわからない、まだ何者でもない人間だと思っていたので、こうしたメールでヘッドハンターから声をかけてもらっているうちに、なんだか何者かになったかのような、ひょっとしたら私は自分が思う以上に市場価値があるのではないか、なんていう気になったものです

そしてそれは実際にその通りで、普段自分の市場価値を確かめる機会なんてありませんので、実は外へ飛び出してみるともっと高く能力を評価してくれる場所が見つかるものなんだと実感しました。

自分で勝手に限界を決めて、選択肢を狭めなくていいんだ。可能性って広がってるんだ!」と感激したことを覚えています。

■夢が広がる感動をあなたも!ビズリーチ

ビズリーチの退会の方法

一般的に会員制サイトに登録するというのは、精神的にハードルが高いものです。

ましてや有料サービスとなるとなおのことハードルは上がるでしょう。

しかし退会方法さえ知っておけば、いざとなれば辞めてしまえば良いのです。

ただ、中には退会方法がひどく分かりづらかったり、ステップが多くて面倒にしているサイトもあります。

 

でもビズリーチにそんな心配は一切ありません。

退会方法はこちらからワンクリックで退会が完了できます。

もしくはトップページの「設定」から一番下の「退会ページはこちら」からでも同じページに遷移が可能です。

とっても明確・簡単ですので、ご安心ください。

まとめ

ビズリーチについて解説して来ましたが、いかがだったでしょうか?

一旦無料登録だけしておいて、どのような求人があるのかを少しずつ把握し、転職を本格化する際に短期間だけ有料会員になるというのが賢い利用法だと思います。

 

ハイクラス転職を希望されるならビズリーチが一番良い選択肢になるでしょう。

実際、私が外資系投資銀行に在籍していたときのビズリーチの評判は大変良く、同期も含めてほとんどの人がビズリーチで転職をしていました。

また、転職はしないまでもとりあえずビズリーチに登録だけしておいて、いつかくるやもしれない転職の機会に備えて準備をしている人も多かったです。

■ビズリーチに登録したら株式会社ビズリーチの求人も来たよ、ビズリーチ!

さらに詳しく知りたい人へ

なお、更に詳しくビズリーチについて知りたい方は下記もご参照ください。

ビズリーチ創業者の南 壮一郎氏ってどんな人?

ここまで聞いてもやっぱりまだ「ビズリーチって実際どうなんだろう、良いのかな?」と思われる方もいらっしゃると思います。

ですが創業者の南氏について知るほど、ビズリーチがしっかりした会社、求職者に向きあったサービスだということが分かるはずですので、ここでご紹介させてください。

 

簡単に南壮一郎氏を紹介すると、「外銀バンカーを経て楽天イーグルスの創業に尽力され、その後自身の転職経験の不満から、ユーザー本位の転職サイトを自分で立ち上げちゃった方」です。

球団運営の黒字化は相当難易度が高いものですが、初年度から黒字化させた立役者であり、その手腕はビズリーチでも発揮されています。

2009年にビズリーチを立ち上げ、以来堅調に業績を伸ばしています。

海外育ちのスポーツ少年

少年時代にカナダで育ち、大学生時代もアメリカで教育を受けられました。

そこで得られた多様な価値観、アジア人としてアメリカエリート層にぶつかって突破していくガッツが、後の転職サイトビズリーチ創業の理念においても色濃く反映されているようです。

グローバルで活躍する父親から、幼少より「世界は広いぞ」と口癖のように聞かされていたとインタビューで語っています。

投資銀行時代 ~ 楽天イーグルスの創業

大学卒業後に外資系の雄であるモルガン・スタンレーへ就職します。

当時の日本では外資系投資銀行が黎明期でしたので、今ほど組織が成熟していない中で実に刺激的で多様な経験をされたようです。

 

その後、楽天の三木谷社長に直談判に近い形で楽天イーグルスの創業に参画されます。

開幕日は決まっている一方で、選手もスタジアムもスタッフもいないという絶望的な状況を、5ヶ月間不眠不休で東奔西走し、開幕にこぎつけたという豪胆・剛毅なエピソードがあります。

このときの経験が後の「最高の仲間と歴史を作る」というビズリーチのDNAに結びつきます。

ビズリーチの立ち上げは自身の経験から

ビズリーチ立ち上げのきっかけは、自身の強烈な不満体験からきていると語っています。

楽天を退職してから次の仕事探しのために転職活動をしていた際、1カ月に27人ものヘッドハンターに会ったそうですが、それぞれ紹介してくれる求人案件が違ったことで、「僕が本来持っている選択肢と可能性をぜんぶ見るまで、あと何人に会えばいいのか」と愕然とした、と語っています。

あまりにも仕事探しのプロセスが非効率、かつ不透明であることに不満を感じたそうです。

他にも、当時の転職活動の方法ではプロフェッショナル向けの求人情報がみつからない、非公開求人を持っている人にアプローチできないなど、レガシーで属人的な転職プロセスに疑問を抱きます。

 

「人生でもっとも大事な決断をしようとしているのに、この時代にこんなアナログで、こんな不便なことがあってもいいのか」

「日本の転職市場はまったく可視化されておらず、きっと他にも困っている人はたくさんいるはずだ」

 

そう考えた南氏は、求職者・企業(求人する主体)の双方がメリットを得られるようなプラットフォームを自分でつくろう!と思い至ります。

そうしてエグゼクティブ向け転職サイト「BIZREACH」が誕生しました。

今ではビズリーチ社自体が転職先として人気が高く、ビジネスプロフェッショナルを目指すビジネスマンや、将来起業を目指す学生がこぞって門戸を叩くようになりました。

転職界の小人が挑む超巨大市場

このように、創業者の南氏自身が転職を含めて自らの道・キャリアを切り開いて来ました。

ビズリーチは未上場にもかかわらずメガベンチャーへと成長しましたが、まだまだ巨人が跋扈する転職サービス市場ではいちベンチャーに過ぎません。

これからも真にユーザーに向き合ったサービスを提供し続けない限り、この先淘汰されてしまう市場です。

そういう意味でも、今後もビズリーチはユーザー本位のサービスを開発・運営し続けてくれると私は信じています。