2018年2月14日更新 2017年11月17日公開
さて今回で2回目となったデータで見る会計士試験シリーズ。
2017年度論文式合格者の発表当日にお届けしています。
・2017年は公認会計士試験ってどれだけの受験者がいるの?
・合格率は低い?
・どんな職業の人が受験するの?
・受験者の平均年齢はいくつ?
そんな疑問に答えるべく、2017年に実施された会計士試験の結果のデータをまとめてみました。
2016年度との比較も交えて解説していきます。
グラフを二つ張ってあるのは、上が2016年度、下が2017年度を示しています。
年度別出願者数と合格率
まずは出願者数と合格率の推移から。
2017年度の出願者数は微増の11,032人(+776人)でした。
この中に本サイト読者がいるとうれしいですね。
※この数字は「出願者数」なので、実際に試験会場に行って受験した人の数、すなわち受験者数はもうちょっと少なくなります。
また、合格率も微増で11.2%でした。
ちなみに合格者の男女比率は、男性80.3%、女性19.7%です。
※合格者の得点比率は52.0%になります。
※なお合格率は論文式合格者数 ÷ 出願者数で計算しています。
年齢別出願者数と合格率
続いて年齢別の分布になります。
やはり20~24歳が最も多いのは変わらず、合格率も16.3%と平年並みでした。
そこから離れれば離れるほど出願者・合格率共に低下する傾向がみられます。
ちなみに合格者の平均年齢は26.3歳(昨年26.2歳)、最高齢は62歳(同67歳)、最年少は昨年同様19歳でした。
学歴別出願者数と合格率
そして学歴別出願者数は上図の通りです。
全体的に受験者数が伸びているものの、大学卒業および大学在学者が特に増えているのがわかります。
それぞれ昨年比で+4.8%、+17.4%の伸びでした。
来年もこの傾向が続くのでしょうか。
職業別出願者数と合格率
さて職業別です。
やはり学生が最も多いのですね。昨年比で16.3%も出願者数が増えています。
ただ合格率は例年並みです。
なお、出願者全体に占める学生の割合は36.2%、合格者全体に占める学生の割合は50.3%でした。
合格者の実に半数は学生が占めているということです。
受験地域別出願者数と合格率
いよいよ最後は受験地域別の受験者データです。
四国が前年と同数ですが、それ以外の地域ではすべて受験者が増加しています。
それにしても東京含む関東は圧倒的ですね。
また昨年同様、近畿の合格率が一番高くなりました。
人口の割りに京大・阪大・同志社などの有名大学が多かったりするから?と思ってますが、未だに解明できていません。
(理由をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください)
まとめ
データで見る2017年の公認会計士試験でしたが、いかがだったでしょうか。
なお、2016年度のデータはこちらです。
このデータが受験生の役に立てば幸いです。
また来年、この記事シリーズでお会いしましょう。
★エリート公認会計士が実践する華麗な転職法
★公認会計士試験の難易度ってどれくらい?合格率は?
★【2016年度】データでみる公認会計士試験の結果
★公認会計士の仕事内容をわかりやすく解説!
★公認会計士になるには?
★公認会計士はぶっちゃけモテるのか?
★公認会計士の就職事情について