外資系投資銀行への道標

外資系投資銀行への道標

外資系投資銀行への転職・就職に関する記事を書いています。

世界の投資銀行ランキング!今年も世界最強はゴールドマン!?

この記事は2017年3月18日に公開され、2017年6月23日に内容が更新されました。

投資銀行って儲かるらしい。東大の中でも特に優秀な学生だけが採用されるらしいぞ。一般企業との採用スケジュールとも被らないし、試しに受けてみようかな。

そう考える学生さんが毎年説明会に殺到します。しかし投資銀行に就職したいと思ってみても、ファームが多くてどこが良いのかよくわからない!という学生さんは多いのではないでしょうか。

「ごーるどまんさっくすってすごく給料いいんでしょ?」くらいは知ってるけど、じゃぁ頑張れば手の届く会社なのか、現実的な選択肢なのか判断するための初期的な情報が欲しいところですよね。

そんなときには業界ランキングをパッとみてみることが大変有用です。調査機関の発表するものや、先達が毎年更新を重ねて築いてきたランキングがありますので、一定の参考になろうかと思います。

本記事を、就職活動を始めたタイミングで初期的な判断基準としてご参照いただけると幸甚です。また学生でなくとも投資銀行に転職を考えている社会人にとっても役立てば良いなと思っています。

なお、クリッカブルになっている社名からは過去記事に飛べます。

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【ランキングその1】投資銀行の通知簿、リーグテーブル

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まずは投資銀行の通知簿とも言うべき「リーグテーブル」のランキングをご紹介します。

リーグテーブルとは、International Financial Review(IFR)誌が取り扱っている、投資銀行の引受実績のランキング表のことです。

リーグテーブルでは案件総額ベース、案件数ベース、地域別、プロダクト別、業界別などなど、様々な切り口で一定の算出基準に基づいて主幹事証券をカウントし、ランク付けをしています。

各投資銀行では発表の時期になるとそわそわし出し、バンカーはこのランキングに一喜一憂することになります。クライアントに対していかに自分のファームに競争力があるか、提案力があるかを誇示すべくこのリーグテーブルを使うことが常套手段となっています。少しでも見栄えが良くなるように期間を限定したり、屁理屈をつけて競合の案件を除外したりして、あの手この手を使って自社が上位に表示されるように加工します笑

それほど影響力をもつリーグテーブルですので、ファームを比べるものさしとしても十分に有用なものといえます。

リーグテーブル【グローバル】

では早速グローバルから。(2016年、案件総額ベース、完了案件のみ)

  1. Goldman Sachs(1,162,672百万ドル)
  2. Morgan Stanley(994,566百万ドル)
  3. J.P. Morgan(829,279百万ドル)
  4. Bank of America Merrill Lynch(812,815百万ドル)
  5. Barclays(635,974百万ドル)
  6. Citi(586,969百万ドル)
  7. Lazard(585,047百万ドル)
  8. Credit Suisse(523,301百万ドル)
  9. Deutsche Bank(505,852百万ドル)
  10. Centerview Partners(420,047百万ドル)

世界ランキングでは2015年に続きゴールドマンが首位、モルスタとJPモルガンは順位が入れ替わり、メリルリンチは4位を維持という結果でした。上位は順位の入り繰りが若干あるものの顔触れに変化なく、バルジブラケットが独占しています。

リーグテーブル【日本】

国内はどうでしょうか。(2016年、案件総額ベース、完了案件のみ)

  1. 三菱UFJモルガン・スタンレー(=モルガン・スタンレ:87,749億円)
  2. ゴールドマン・サックス(58,874億円)
  3. 野村證券(51,960億円)
  4. みずほ(49,927億円)
  5. ラザード(44,526億円)
  6. 三井住友FG(43,919億円)
  7. シティ(38,406億円)
  8. UBS(34,864億円)
  9. ロスチャイルド(34,385億円)
  10. レイングループ(32,424億円)

国内のリーグテーブルでは日系が上位にランクインしています。とはいえ、三菱は実質モルスタなので、やはり上位は外資系とみるのが適当でしょう。

日本のガリバー・野村證券は残念ながら首位陥落となり元気がありません。2017年に期待です。

グローバルで絶好調のメリルリンチとJPモルガンですが日本では振るわず、それぞれ12位、13位となり、前年のTOP10入りから一転、圏外という結果になりました。

■海外案件はGS、国内案件はモルスタに軍配、ビズリーチ!

【ランキングその2】外資系投資銀行の就職人気ランキング(北米)

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次いで、アメリカにおける投資銀行の人気ランキングをご紹介します。

このランキングは、米大手人材斡旋(あっせん)会社のVaultが、「投資銀行の就職人気ランキング ベスト50」というタイトルで毎年発表しているものです。このランキングは米国で活躍するバンカー3,000人を対象にアンケートをとり、それを基に作成されています。アンケートはアナリストからマネジングディレクターまで全方位のプロフェッショナルを対象者としており、下記の項目について調査したものになります。

  • 企業文化
  • 給与
  • 満足度
  • 研修制度
  • 業務時間
  • ダイバーシティ

現職のバンカーによる、働きたいか否かに直結するアンケートなので、グローバルファームについてはこの上なく参考になるランキングのはずです。

ではさっそく発表しましょう。

 

ジャンッ!

  1. ゴールドマン・サックス
  2. モルガン・スタンレー
  3. センタービュー・パートナーズ
  4. エバーコア
  5. JPモルガン
  6. バンク・オブ・アメリカ(=メリルリンチ)
  7. グリーンヒル
  8. ペレラ・ワインバーグ・パートナーズ
  9. モーリス
  10. PJTパートナーズ

という結果でした。

さすがゴールドマンとモルスタは強いですね。JPモルガン、メリルといった1stティアも確実にランクインしています。

4位のエバーコアは日本に未上陸ですが、現在東京オフィス立ち上げに向けて2017年2月に日本社長を採用しています。

9位のモーリスは米ブティック系投資銀行になります。NYSE(=ニューヨーク証券取引所)に上場もしています。日本ではSMBC日興証券と提携しており、クロスボーダーの案件では一緒にオリジネーションやエクセキューションをしています。

また、日本からは野村證券がランクインしていますが、39位とパッとしない順位です。(野村證券については下記に詳しくまとめています)

www.highclass-jobchange.com

2017年までの同ランキング

なお、2013 - 2016年のランキングの推移については下記になります。(前の年に比べて順位が上がったものは青字、下がったものは赤字、同順なら黒字)

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注目すべきはやはりゴールドマン・サックスでしょう。ランキングが開始されてからの2013~2017年にわたって、最も順位が高かったのは毎年常にTOP3を堅持したゴールドマン・サックスということになりました。

首位を独走するかと思われたBlackstoneですが、直近2017年のランキングではなぜか圏外、、、(何があったのでしょう??)

■やはりGS強い(小並感)、ビズリーチ!

【ランキングその3】学生の就職人気ランキング

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学生の人気ランキングは美人投票。信用できるのか?

よく「学生のランキングなんて実情を知らない人気投票に過ぎない。全く意味がない」という意見がありますし、否定はしません。

しかし、今やTwitterやFacebookなどのSNSが当たり前になり、情報量とその速度が一昔前にはありえないほど進んできました。学生といえど現場の社員のつぶやきを生でリアルタイムに知ることができますし、ブログや会社の公式ホームページによる学生への情報発信も充実しています。

したがって、学生の人気ランキングといえでも全く参考にならないとは言い難く、そこそこの信憑性を信じて良いと思っています。

学生の人気ランキングを発表(その前に)

上記とやや矛盾しますが、さっそくディスクレイマーを貼らせてください。笑

これからお見せするランキングはあくまで、まさにこれからビジネスの世界に飛び込もうとしているヒヨっこたる学生から見たランキングですので、必ずしも実勢を反映したものではありません。

例えば外銀をパッと見ただけでも、モルスタがあるのにJPモルガンがないじゃないかとか、日系投資銀行は野村しか載ってないとか、突っ込みたいところはいくつもあります。

これを以ってどの企業が偉いとか、ダメとか言いたいわけではなく、今この瞬間に学生に美人投票をしたらこうなりました、という一例に過ぎないことを予めご了承ください。

もう一度言います。

学 生 か ら 見 た ラ ン キ ン グ で す か ら ね !

大切なことなので二度言いました。

ではランキングどうぞ。(赤字投資銀行)

 

ジャンッ!

2017卒向け文系(総合職)就職偏差値ランキング最新版

[74] マッキンゼーアンドカンパニー ゴールドマンサックス
[73] ボストンコンサルティング モルガンスタンレー
[72] ベインアンドカンパニー ドイツ銀行
[71] ブーズ・アンド・カンパニー A.T.カーニーUBS メリルリンチ
[70] 日本銀行 バークレイズ BNPパリバ クレディスイス RBS ローランド・ベルガー アーサー・D・リトル

=== 国を揺るがすスーパーエリート ===

[69] 国際協力銀行 東京海上日動(SPEC) 三菱総研 アクセンチュア(戦略)
[68] 日本政策投資銀行 フジテレビ 三井不動産 三菱地所 LVMH ドリームインキュベータ
[67] 三菱商事 日テレ 三大出版 日本取引所 HSBC みずほ(GCF) 野村証券(コース別)
[66] 三井物産 日本郵船 NHK TBS テレ朝 電通 三菱東京UFJ銀行(戦財) 日本財団 JICA
[65] 伊藤忠商事 住友商事 JR東海 博報堂 トヨタ 商船三井 テレ東 野村総研(コンサル) デロイトトーマツコンサルティング

=== 学歴不問で大勝(超一流最大手企業) ===

[64] 丸紅 国際石油帝石 共同通信 日経 読売 朝日 準キー JXエネ 任天堂 新日鐵住金 農林中金 コーポレイトディレクション 日本経営システム 日本証券金融 三菱UFJリサーチ&コンサルティング PwC IBM(コンサル)
[63] JR東 小田急 京王 阪急 東急 東ガス 中電 出光シェル ドコモ 東急不動産 ホンダ サントリー 三菱重工 味の素 旭硝子 JFE 信越化学 NTTデータ経営研究所 EYアドバイザリー
[62] 東京海上 東電 JRA 住友不動産 東京建物 日産 キリン 三菱化学 日本総研(コンサル) みずほ総研(コンサル)
[61] JR西 大ガス 関電 中日 毎日 時事 東燃 資生堂 花王 日清製粉 アサヒ 三菱UFJ信託 川崎汽船 富士フィルム 住友化学 大和総研(リサーチ) みずほ情報総研(リサーチ) IBM(IT)
[60] 日本郵便 首都高速 KDDI JT 豊田通商 双日 住友電工 デンソー 日揮 日立 三菱電機

――― 東大京大一橋微勝ち 地底早慶勝ち ―――

引用:2017卒用 文系就職偏差値ランキング | 就職偏差値ランキング委員会

ゴールドマンとモルスタは不動の人気

やはりゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは強いですね。学生に限りませんが、認知度・人気度は圧倒的です。両社は外資系コンサルの最高峰、マッキンゼーやボスコンと並んでいます。ドイチェが学生に人気なのはなぜなんでしょうね。

そのあとUBSやメリルといったセカンドティアがきて、バークレイズやパリバ、クレディスイスといったサードティアがランクインしています。

日経を代表して野村證券もランクインしています。残念ながらその他の日系投資銀行はランクインしていませんが、私が採用を担当していたときの感覚では、各社は野村證券よりも一つ下くらいにランクインするイメージでしょうか。

なお、下記に各社についてまとめた記事がありますので、気になった企業のものは必読です。

ゴールドマンサックスモルガンスタンレーJPモルガンメリルリンチ野村證券(投資銀行部)

■就活生はホントにランキングが好きね、ビズリーチ!

【ランキングその4】業績ランキング

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では最後に各社の業績のランキングを見てみましょう。なんだかんだ、業績がよければそれでいいんです笑

上図は、投資銀行各社のInvestment Banking業務の業績を並べたものです。単位はドル、青と赤はそれぞれFY2015とFY2016の業績です。途中でちょっと面倒になって、主要な企業しか載せていません。

業績では、ここ2年はJPモルガンが首位、次いでゴールドマンサックス、メリルリンチと続きます。

日本代表の野村は首位のJPモルガンの1/8ほどの規模となっており、依然として海外展開の厳しさが滲み出ています。

■グラフは適宜更新します、ビズリーチ!

最後に

投資銀行の就職人気ランキング、いかがだったでしょうか。

意外にも各種ランキングにおいて、ゴールドマンが首位をとっているケースは少ないことがわかります。一方で安定的に上位3社に食い込んでいることから、総合優勝はゴールドマンで異論はないかと思います。

ということで、総じてゴールドマンとモルスタの人気の高さが際立つランキングとなりました。またJPモルガンも数年前までは1位に輝く非常にアツい時期がありましたが、現在はTOP5の位置を堅持しています。

異論反論は大いにあるかと思いますが、同時に参考にしていただける記事になったのではないでしょうか。

これを見て投資銀行を諦めるもよし(?)、反骨精神でチャレンジするもよし、限られた席を掴み取れるかどうかはあなた次第です!

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