外資系投資銀行への道標

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JPモルガン証券の年収・転職・合コン事情【新卒年収700万円】

2017年9月25日更新 2017年1月22日公開

投資銀行業界を語る上で、切っても切れないのが米国のモルガンファミリーの話。

米国の金融界に絶大な影響力をもってきました。

そのファミリーのうちのひとつ、JPモルガン証券といえば老舗投資銀行にも関わらず近年メキメキと頭角を現しており、リーグテーブルの上位につくことがもはや珍しくなくなってきています。

日本でも東大・京大をはじめ、たくさんの優秀な学生が毎年その門戸を叩いています。

 

本稿では、そんなJPモルガンについてどこよりも詳しく解説していきたいと思います。

なお、その他の投資銀行については下記にまとめています。

ゴールドマンサックス
モルガンスタンレー
メリルリンチ
野村證券(投資銀行部)

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JPモルガンの初任給は700万円スタート

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JPモルガンの新卒初年度の年収は700万円スタートになります。

これは、実力の伯仲するゴールドマンサックスやモルガンスタンレーが750万円以上なのに比べるとやや低いスタートといえます。

とはいえ国内トップである野村證券のグローバル採用が650万円スタートですし、シティバンクなども700万円スタートなので、ファーストティアよりは劣るものの、日系よりは高く、セカンドティア水準以上といえます。

JPモルガンはどのくらい激務なのか?

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ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーと並んでファーストティアで括られるJPモルガンですが、当然、レッドオーシャンをサバイブするための激務さ加減もトップクラスになります。

とはいえ、JPモルガンの激務さ加減は部署に拠るところが大きいです。

 

例えばJPモルガンの投資銀行部門は言うに及ばず激務になります。

他のファーストティアと同様、多数の案件を抱えるJPモルガンの投資銀行部も3時間睡眠は当たり前です。

案件についてもう少し触れると、JPモルガンは、元は商業銀行を母体としています。

そのためエクイティ性、デット性両方のファイナンス案件に強いです。

実際、グローバルネットワークを利用したクロスボーダー案件を多数こなしてきました。

ゆえにM&A以外のディールも多数抱えており、特にカバレッジバンカー(=M&Aやファイナンスの専門部隊のバンカーではなく、クライアントと直接対峙する担当バンカーのこと)は大変忙しい部類になります。

 

なお、JPモルガンのオフィスは東京丸の内のTOKIAに入っており、電車の改札から若干遠いのがたまに傷です。

同じ丸の内でも、シティバンクなどは新丸の内ビルですので、オフィスは丸の内線改札目の前になりますから、朝は分単位でギリギリまで寝ていても大丈夫(?)という謎の安心感があります。

JPモルガンのオフィスは丸の内線改札から遠いのが難点ですが、その分まさかの京葉線(=京葉線東京駅は東京ではなく有楽町駅だといわれるほど遠いのです)が非常に近いため、ジュニアにとっては銀座や八丁堀に住みやすく便利です。

投資銀行業界の激務さ加減についてはこちらの記事もどうぞ。

www.highclass-jobchange.com

◾️TOKIAの立地は絶妙に不便、ビズリーチ!

東京駅界隈では三つ巴の合コン事情

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東京駅付近には外資系投資銀行のオフィスが林立しています。

JPモルガン、モルガン・スタンレー、シティバンク、メリルリンチなどが合コンにおけるビッグディールでトップレフトの座を虎視眈々と狙っています。

中でもモルガン・スタンレーは確かに東京界隈で強いのですが、立地が大手町という若干レガシーな企業群に埋もれていて競争劣位になります。

生粋の丸の内育ちであるJPモルガンとシティはその点を競争優位として、主にキラキラ系女子を狙っているように見受けられます(主観です)。

いずれにせよJPモルガンの名は合コン女子の間でよく知られていますので、安心して積極的に名乗っていきましょう!

日本におけるJPモルガン

日本においては業務別に会社が分かれています。

  1. JPモルガン証券株式会社
  2. JPモルガン・チェース銀行東京支店
  3. JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
  4. JPモルガン信託銀行

これら4社が各々の業態範囲に応じて投資銀行業務、トレジャリー、証券関連サービス業務、資産運用業務などを受け持っています。

 

日本での投資銀行業務はJPモルガン証券が担っています。

日本ではリテール業務ではなく、金融機関や事業法人といった金融・企業財務のプロを相手に事業を展開しています。

具体的には、M&Aアドバイザリー業務、株式・社債の発行やシンジケート・ローンなどを通じたクライアントの資金調達の支援をしています。

いずれも事業および財務戦略のオリジネーション(=提案)からエクセキューション(=案件の執行)まで一貫したサービスを提供しています。

JPモルガン証券は国際規模で多くの大型M&A案件を手がけてきましたが、日本国内でも企業価値の最大化を目指す近道の手段としてM&Aがクローズアップされ出したのに呼応して、さまざまな案件に関わるようになりました。

日本企業のM&Aで高い評価

JPモルガン・チェースにとって、JPモルガン証券を通して行なっているM&A業務は最も重要な業務の一つです。

グローバルで数多くの大型案件を手がけていますが、日本でも企業価値を効率的に高める手段として代表的なM&Aに携わり、マーケットから高い評価を得ています。

 

例えば国内の有名案件ですと、2007年6月に発表された味の素によるカルピスの完全子会社化、2007年2月にカゴメによるアサヒビールへの第三者割当増資でもM&Aアドバイザリーサービスなどがあります。

また、業界再編に関連した事例として、2011年9月発表の新日本製鐵による住友金属工業の経営統合や同年11月発表の東京証券取引所グループによる大阪証券取引所との経営統合などがあります。

また、東日本大震災の復興に関わる事例としては、2012年の原子力損害賠償支援機構による東京電力の総額1兆円に上る優先株引き受け案件にも取り組んでいます。

 

日本企業のクロスボーダー案件においても、2007年4月の古河電工による米OCP社株式の売却、また西武グループによる六本木プリンスホテルの売却、楽天によるTBS株式買付け提案におけるTBS企業価値評価特別委員会に対する助言、2012年のエクソンモービルコーポレーションによるエクソンモービルの東燃ゼネラル石油への売却(総額39億ドル)、2011年5月発表の東芝によるランディス・ギアの買収(総額1,863億円)などがあります。

JPモルガンのグローバル・ネットワークの活用は、今後いっそうの増加が見込まれます。

◾️クロスボーダー案件に強いのがグローバルバンクの強み、ビズリーチ!

メガバンク3行の資金調達を担当するなどファイナンスでも存在感

株式資本市場業務では、顧客の資本・資金調達や新規株式公開などの資本政策に関する助言およびデリバティブ等を使った幅広いソリューションの提供、またこれに伴う取引を執行しています。

具体的には、2008年以降、日本のメガバンク3行の資金調達案件6件中5件を担当した唯一の外資系投資銀行がJPモルガンです。

 

事業法人に関しても、2009年7月の全日本空輸(総額1,489億円)、2010年7月の国際石油開発帝石(総額5,422億円)、2012年3月のマツダ(総額19億ドル)、2012年7月の全日本空輸(総額1,840億円)等のグローバル・オファリングにおいてブックランナーを務め、日本におけるマーケットリーダーとしての地位を築いています。

 

また、記載市場をリードする案件も数多く手がけています。

三菱地所債、住友電気興業債、東京急行電鉄債など、記載頻度の高い国内発行体による起債で主幹事を務め、着実に引き受け実績を伸ばしています。

 

また、海外発行体が日本市場で円貨建資金を調達するサムライ債の分野においても、年々その存在感を強めており、米国、フランス、韓国、タイなど様々な国から数多くの発行体を日本市場に紹介することに成功しています。

日本企業の外資調達でも高い実績

さらに、2012年7月に発行された武田薬品工業による米ドル建て無担保普通社債(総額30億ドル)や、NTTファイナンスによる米ドル建てシニア無担保社債(総額5億ドル)など、日本企業による海外市場での外貨調達においてもトップクラスの実績を誇っています。

【番外】巨大再編で誕生したJPモルガン・チェース

JPモルガン証券率いるJPモルガン・チェースですが、シティ・グループやバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)と並ぶ、米3大メガバンクの一つです。

今やバンカメを抜いて、米国最大の資産を擁する巨大銀行となっています。

今ではニューヨークに本拠を構える世界有数の銀行ですが、これまで激動の時代を生き抜くための大型の合併を経て誕生した複雑な歴史があります。

 

JPモルガン・チェースは金融機関3社の合併によって誕生しました。

一つ目はJPモルガン(旧モルガン商会)です。

JPモルガンは、元を辿ると1838年にジョージ・ピーボディがロンドンに商業銀行を設立したことが始まりです。

その後、1861年にニューヨークにJ.P.モルガン・アンド・カンパニーを設立しました。

1864年にJ.S.モルガンがJ.ピーボディが設立した商業銀行を買収し、J.S.モルガン商会と改称しました。

モルガン商会は欧州債権を米国で販売したのを足がかりとして、鉄鋼などの基幹事業を買収するなど頭角を現してきた投資銀行集団です。

ところが米国において1935年に①銀行業務と証券業務の兼業禁止、②銀行による株式保有の禁止などを制定したグラス・スティーガル法が施行されました。

これによって商業銀行と投資銀行は分割されることとなり、JPモルガンも例に漏れず商業銀行の選択を余儀なくされました。

なお、このとき債権引受部門を引き継いだのが現在のモルガン・スタンレー証券になります。

 

二つ目のチェース銀行は、ニューヨーク市の水道供給会社を母体とした銀行になり、合併3社の中では最も歴史がある伝統企業です。個人向け金融業を得意としていました。

 

また、三つ目のバンク・ワンはオハイオ州で設立された銀行になります。

買収によって拠点網を広げ、リージョナルバンクとしての地位を固めていきました。

 

2000年末、規模の拡大と資本力の強化を目指していたJPモルガンと、投資銀行業務の拡大を模索していたチェース・マンハッタンが合併を発表し、まずJPモルガン・チェースが誕生しました。

さらに2004年7月、個人部門の強化を企図して中西部で地域金融機関を次々と合併して巨大化していたバンク・ワン銀行と合併し、今日のJPモルガン・チェースとなりました。

総資産は全米3位の総合金融機関

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現在のJPモルガン・チェースは、商業銀行と投資銀行、さらにはプライベートバンキングも扱う巨大総合金融機関に成長しています。

その拠点網は、欧州・中近東・アフリカの25カ国を中心に、北南米10カ国、アジア・太平洋16カ国に広がっています。

グループの中核はJPモルガン証券

一般的にJPモルガンと呼ばれていますが、正確にはJPモルガン・チェースは持株会社です。

その傘下に、

  1. 商業銀行業務および個人金融業務を行うJPモルガン・チェース銀行
  2. 投資銀行業務および証券業務を展開するJPモルガン証券

がぶら下がっています。

 

なかでも中核になっているのが、持株会社JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーのグループ子会社であるJPモルガン証券です。

JPモルガン証券は政府系機関、機関投資家、事業法人などを相手にM&Aアドバイス業務、資金調達、マーケット・メイキング、リスク管理、外国為替といった商品・サービスを提供しています。

とくに投資銀行業務におけるM&Aアドバイザリー業務は最も重要な業務の一つとして位置付けられています。

 

JPモルガン証券は、2007年の金融危機以降、買収により急速に勢力を拡大しました。

2008年には当時米国5位だった老舗投資銀行のベア・スターンズ(総資産3,945億ドル)を買収しました。

この寄与もあり、以降は投資銀行業務のグローバル総合リーグテーブルでトップクラスを維持しています。

最後に

一般的に毛並みが良いとされるJPモルガンですが、その誕生には数多くの激動をくぐり抜けてきたタフさ、したたかさがあります。

投資銀行部にもその血脈が受け継がれており、途中で飲み込み取り込んだベア・スターンズも含めて国内での存在感は大きいです。

リーグテーブルにおいて年によってトップを獲得することも珍しくなくなりました。

転職・就職するならファーストティアのJPモルガンは良い選択肢といえるでしょう。

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