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野村證券IB(投資銀行部)の年収・転職・合コン事情【新卒年収750万円】

2017年10月3日更新 2017年2月21日公開

日系投資銀行のガリバーといえばそう、野村證券ですよね。

新卒採用において、総合職とは別枠で投資銀行部への専門採用をしている日系証券の代表格です。

2008年には、倒産寸前だったリーマン・ブラザーズを備忘価格で買収し、外資バンカーをタレントバイしたことも記憶に新しいでしょう。

 

外資の買収により、日本の投資銀行界にもついにグローバル水準の高年収・激務が輸入(?)されました。

新卒の初任給が54万円でしたので、導入当時は業界内外から話題を呼んだものです。

 

この記事では野村證券の投資銀行部について、年収や激務さ、合コン事情、国内での存在感についてまとめています。

なお、他の投資銀行についてはこちらの過去記事をご覧ください。

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野村證券の新卒年収は750万円!初任給は54万円!

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2008年に破綻したリーマンブラザーズを買収したことから、野村證券では投資銀行部門の給与体系を外資系基準に合わせるべく、2009年からグローバル水準の給与体系を実施しています。

気になるその金額ですが、新卒で実に年収650万円!

月給にしておよそ54万円。

同じ新卒でも、総合職とは初任給で2倍以上も給与に差があることになります。

 

さらに、650万円はあくまでベースだけの話ですので、ボーナスが別途乗っかってきます。

景気に拠るところはあるものの、ボーナスを加算すると750万円~800万円が野村證券の初年度の年収ということになります。

 

ただし年1,200時間(=月100時間)の「みなし残業」が含まれている点には留意が必要です(野村に限った話ではないのですが)。

さらに、月100時間を超えた分は残業代を申請できるのですが、申請した分はボーナスから差し引かれるという悪魔の仕組みになっていて、実質残業代は出ないということになります。

つまりどれだけ長時間労働をしようが、給料はビタ一文変わらないということです。

毎年契約更改のある年俸制のプロ野球選手みたいなものですね。

 

なお、残業代に関しては企業ごとに対応が違っており、野村證券のように全く残業代が出ないのが主流ではある一方で、アナリスト(=新卒1~3年目)の間だけは100時間を越えた部分について残業代が出るという投資銀行もあります。

 

福利厚生も見てみましょう。

投資銀行部には福利厚生らしいものはほぼありません。

家賃補助はなく、家族手当や食堂などもありません。

また、野村證券には独身寮があるものの、寮に住めるのは総合職の社員だけで、投資銀行部の人間は住めません。

まぁ毎日のように電車がなくなってもタクシーや徒歩で帰らないといけないので、社宅のある郊外は不便という事情もあります。

唯一と言ってい良い福利厚生として、投資銀行の社員にはコーポレートハウジングが用意されています。

これは野村に限った話ではなく投資銀行では一般的なのですが、要は家賃の借り上げです。

社員に代わって会社が賃貸の契約をしてくれて、家賃は給料から天引きされるというシステムです。

意味あるの?と思われるかもしれませんが、会社が福利厚生として費用計上できますので節税のメリットがあります。

つまり、住宅手当だと給与所得に含まれるのでその分所得税も増えてしまいますが、借り上げだと追加の税金がかからない分、手取りが増えるというカラクリです。

■日系ならやっぱり野村が断トツ、ビズリーチ!

激務な野村の投資銀行

野村の投資銀行部は日本国内で随一の影響力を持っています。

国内証券では唯一、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーなどのトップティアの外資系投資銀行と渡り合っている証券会社といえます。

当然競争は熾烈ですが、外資系に案件を取られるということは日本の恥だと信じて疑いません。

 

しかも、外資系は年に数回あるくらいのビッグディールに的を絞っていますが、野村は全方位の案件獲得が求められています。

すなわちラージキャップからミドルキャップ、スモールキャップに至るまで、すべてにおいてシェアを堅持しなければなりません。

そのマンパワーたるや尋常ではありません。

手を抜いて他社に出し抜かれようものならMD(マネジメントディレクター)を飛び越えて投資銀行部長が直々に、担当者に怒号を飛ばすという光景が見られます。

 

三菱東京UFJ系(モルガンスタンレー)やSMBC系(日興証券)、みずほ系(みずほ証券)はそれぞれ銀行からの出向者を受け入れることが可能ですが、ピュアな独立系である野村ではなかなかフレキシブルに人材を確保できず、ギリギリのリソースのやり繰りが必要になってきます。

当然、一人当たりの業務負担は青天井というワケです。

結果、ジュニアバンカーの残業時間は180時間を優に越える状況が続いているのです。

投資銀行の激務についてはこちら。

www.highclass-jobchange.com

とはいえ、変わりつつある残業環境

2016年に電通社員による過労自殺が社会的問題として大きくクローズアップされました。

投資銀行にとってもこの事件は対岸の火事では決してなく、多かれ少なかれ影響を受けているのは事実です。

週刊ダイヤモンドに野村IBの労働環境に関する記事が掲載されました。

今年の夏ごろに野村に労基署のメスが入り、投資銀行部門の長時間労働が問題化したため、それまでとは一転、残業が厳しく制限されるようになったという。

「一ヵ月45時間までしか残業できない上、外部からリモートログインしている時間もチェックされる」と野村関係者は明かす。深夜残業が当たり前だった野村の投資銀行部門においては、事実上の「残業禁止令」といえた。

野村は問題発覚後、大規模な人事異動に踏み切り、投資銀行部門の中でもM&A部門の人員を増強。今年3月末と比較して人員を20%も急増させているのだ。異動の規模からは、会社側の危機意識の高さがうかがえた。

野村證券幹部が「嵐が過ぎ去るのを待てばいいというわけじゃない。本腰を入れて対応すべき」と指摘する通り、そうしたビジネスモデルからは一刻も早く脱却しなければ、淘汰の憂き目に遭うかもしれない。

こうした流れが大きなうねりとなり、是正の機運がかつてないほど高まった結果、長時間労働が常態化しているホワイトカラー職場へと押し寄せているのです。

長時間労働対策にかじを切った労基署は従来の重点対象に加えて、会計士や研究員、投資銀行マンなど、深夜残業が当たり前だったホワイトカラーのエリート職業にも積極的に手を広げ始めました。

出所:野村證券に労基署のメス!花形部門に“残業禁止令” | ダイヤモンド・オンライン

 

こうした潮流を受け、今後長時間労働は是正されていくことは間違いないありません。

ただし、熾烈なグローバル競争にさらされている投資銀行ビジネスにおいては、同時に競争力維持の施策もセットで実施していかなくてはならず、まだその目処は立っていないのが現状です。

決して期待してはいけない合コン

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野村だけに限りませんが、日系証券の場合には合コンでの女性ウケは最悪だということは覚悟しておきましょう。

いくら20代で1,000万円を稼いでいようとも、やはりどうしても女性には「証券マン」のイメージが強く、オールバックで厳ついガタイの男性が個人宅あるいは電話で猛烈営業をかけてくるという印象を崩せません。

 

逆に、投資銀行のことをよく知っている女性だと、それはそれで間違いなく同業者か高学歴キャリアウーマンなので、あなたが求める女性層とは違うかもしれません。

(会って話しても仕事の話になるだけで、途中から笑顔で牽制し合うのがオチです)

 

こればっかりはどうしようもなく、かといって営業部門の証券マンに収益の大半を稼いでもらっている手前、真正面から文句を言うこともできず悶々とします。

(とりわけ不景気にはホールセール部門の収益が一気に逆回転して赤転しますので、社内交流の場では平伏したい気持ちで一杯になります)

 

結論としては、数年して実績を積んだらみんな大好きピカピカの外資系に転職するか、もしくは潔く異業種交流は諦めましょう泣

■「証券マン」のイメージはホント邪魔、ビズリーチ!

国内の案件獲得ランキングでは常に上位

圧倒的な強さを見せる野村の投資銀行ですが、実際のリーグテーブル(ランキング表のようなもの)でも各カテゴリにおいてことごとく1位を防衛しています。

野村の投資銀行には、名だたる外資系を押さえて首位を堅持し続けるための覚悟、能力、自尊心を備えたバンカーが集まっています。

野村證券は野村ホールディングスのコア事業

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野村證券は資本力・収益力とも日本最大の総合証券会社で、どのグループにも属さない独立系の金融グループです。

グローバル70カ国以上に展開しています。

 

持ち株会社野村ホールディングスの傘下には、リテール事業を核にして投資銀行ビジネスも展開する野村證券のほか、運用会社やリサーチ会社、ベンチャーキャピタルなど、金融コングロマリットを形成しています。

 

野村ホールディングスは、グループの事業を営業部門、アセットマネジメント部門、ホールセール部門の3つに分けています。

中でもホールセールに区分される投資銀行部は、日本企業が関わるM&Aアドバイザリーランキングでも毎年第1位になっています。

 

【営業部門】

国内営業部門は個人投資家を対象にした伝統的な証券業務です。

全体収益の半分近くを占めており、コア業務といえます。

国内に159店舗を構え、多数の法人や個人投資家が金融商品の取引をしています。

シェアは圧倒的に1位で、顧客資産ベースで第2位の証券会社の実に2倍以上の預かり資産を有しています。

 

【アセット・マネジメント部門】

投資信託業務。

投資信託やETFなど、国内外の個人・機関投資家から委託されて資産を運用する業務。

その規模は40兆円を超えています。

日本の税収に匹敵する規模の資産を任されていると言えます。

 

【ホールセール部門】

野村のホールセールは国内でもシェアが圧倒的で、ガリバーと呼ばれる所以です。

国内上場会社の実に38.8%の企業で主幹事(=要は、一番お世話になっている証券会社のこと。銀行でいうメインバンクのようなもの)になっています。

副幹事までを含めるとなんと63.1%のポジションを獲得しています。

ホールセール部門はさらに2つのセクションに分かれており、投資銀行部はここに入っています。

  • インベストメントバンキング:投資銀行業務を担当しています。
  • グローバル・マーケッツ:トレーディング業務を担当しています。

1分でわかる野村の歴史、ざ〜っくり解説

野村徳七によって設立された両替商「野村商店」を足がかりに、「大阪野村銀行」の証券部を分離しました。

その後の1925年12月に、片岡音吾を初代社長として野村證券が設立されました。

昭和29年に制定されたグループの社章は、野村家の紋章のツタ(蔦)の葉と、屋号の「ヤマト」から採用されました。

なお、りそな銀行の前身である大和銀行は大阪野村銀行の流れをくんでいます。

 

1926年1月に公社債専門業者として営業開始し、翌年には早くもニューヨーク出張所を開設しました。

2代目の飯田清三社長のときに国内最初の投資信託業務の認可を受けました。

その後、1946年に本店を東京都に移転し、1961年には東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所に上場を果たします。

1965年には調査部を分離独立させて、シンクタンク「野村総合研究所」を設立しました。

 

1970年前後には海外進出を強め、金融自由化に乗って野村信託銀行、2000年には野村アセット・マネジメント投信株式会社を子会社化しました。

2001年10月、持ち株会社への移行に伴って野村ホールディングスと野村證券に機能を分割しています。

2006年5月にはジョインベスト証券を開業し、インターネット証券にも参入しています。

今後の野村の戦略

国内では圧倒的な強さを維持している野村證券ですが、その長年のテーマは大きく2点あります。

  1. 日本でのシェアのさらなる拡大
  2. 欧米投資銀行と国際金融市場で互角に戦えるグローバル化の推進

です。

その目標に向かって「ブローカー業に固執しない新しい業態への転換」など野村21世紀戦略を描いてきました。

そのため、株式を中心としたブローカー業のポーションを低くし、国際舞台でのグローバル化を目指して投資銀行ビジネスを強化してきています。

背景には、欧米の金融機関と国際マーケットで互角に戦えるように、さらに投資銀行ビジネスのラインナップを多くして収益構造を多様化するとともに、ROEを高めて投資効率の高い金融機関に脱皮する狙いがあります。

■グローバル化はまだ全然上手くいってないよね、ビズリーチ!

野村IBの案件実績

2013年3月期のIB部門は世界的な金融緩和の効果もあり、収益も増加し、クロスボーダーM&Aやグローバル市場での資金調達案を多く手がけました。

 

M&Aアドバイザーでは、伊藤忠商事による米食品大手ドール・フード·カンパニーの一部事業買収や、香港の不動産開発会社チョンコン・ホールディングスによる英ガス会社ウェールズ・アンド・ウエスト・ユーティリテーズの買収など、海外に成長機会を求める日本企業による買収が挙げられます。

 

また、アジア企業によるヨーロッパ企業の買収など、海外企業同士による多くのクロスボーダーM&Aでもアドバイザーを行っています。

 

その他、フランスの大手金融機関クレディ・アグリコルによるギリシャ子会社の売却や、銀行の経営統合や不良債権処理などヨーロッパの大型業界再編でも大きな役割を果たしています。

投資銀行部は治外法権!ノルマ証券とは別カルチャー

野村證券の営業マンといえば、内外からノルマ證券と揶揄されるほど厳しい必達目標を課せられることで有名です。

証券特有の入社研修においても特に野村イズムを骨の髄まで叩き込まれます。

 

しかし、投資銀行部門においては総合職からの叩き上げはマイノリティであり、リーマンブラザーズ出身者や転職者が大半を占めます。

ローテーションの一環で人手不足を補う補充はありますが、カルチャーを形成しているのはむしろ外部出身者というのが投資銀行部です。

したがって野村特有の根性論などとは距離があります。

ただし、投資銀行には投資銀行の生存競争がありますので、安穏とすることはできませんので安心は禁物です。

リーマンブラザーズの買収は成功だったのか?

2008年9月、証券業界に激震が走りました。

野村證券が米名門投資銀行のリーマンブラザーズを買収したという報道が世界中を駆け巡ったためです。

買収から早8年が経過し、リーマン買収は成功だったのでしょうか?

 

2016年3月期決算にて、海外部門が6期連続で赤字になることが決定しました。

この結果をみるだけだととても成功には見えませんが、復活への道のりは遠く険しいというのが市場関係者の見方です。

リーマン・ブラザーズ買収はなぜ失敗したのか、下記の記事で詳しく解説しています。

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まとめ

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野村證券の投資銀行部門についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

一般的な野村證券のイメージ(いわゆる営業マン)とはかなり異なる投資銀行なので、最初は戸惑うことかと思います。

しかし、日系証券としては断トツの存在感を持っていて、今後も当分シェアの転覆は困難だと思いますので、転職(就職)するには良い選択肢かと思いますよ!

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【再掲】その他の投資銀行について興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

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【番外】転職サイトはどこを選ぶべきか

では実際に野村のIBに転職しようと思ったらどう動けばよいのか。

まずは転職サイトに登録することが第一です。

登録して求人を探しましょう。

あるいは転職エージェントを探して相談することから始めましょう。

転職サイトにもシチュエーションによって向き不向き、強み弱みがありますので、いくつか複数登録することがコツです。

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なお、ビズリーチについては下記の記事が詳しいです。

ビズリーチの評判|ハイクラス転職者から高い評価を受ける理由

 

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とはいえ、どこにもない求人があるというのは弱点を補って余りあるメリットです。

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投資銀行の仕事をわかりやすく説明してみる【投資銀行業務】

2017年9月16日更新 2017年2月20日公開

投資銀行と聞いてどのようなイメージをもたれるでしょうか?

高給、派手、タワーマンション住まい、外資系、英語ペラペラ、激務などはよく言われています。

一方で、投資銀行の仕事はというとなかなか馴染みがなく、よくわからないという人も多いと思います。

 

しかしグローバル、あるいはここ日本でも、大企業やベンチャー企業を支える重要な役割を果たしているのが投資銀行です。

また、米投資銀行のリーマンブラザーズに代表されるように、未曾有の金融危機を引き起こすトリガーとなるほどの影響力をもっていることも事実です。

 

そんな投資銀行について、やや乱暴にでも分かりやすく説明したいなと思ったのがこの記事の趣旨です。

それこそ中学生でも分かるくらいに。

「誰でも投資銀行のお仕事について80%くらい理解できる」を目標に書きました。

投資銀行への転職をお考えのビジネスマンや、就職活動中の大学生のお役に立てたら幸いです。

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投資銀行は財務のプロフェッショナル

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さて、「投資銀行」は、「投資」と名がつきますが投資をする会社ではありません。

また、「銀行」ともつきますが、預金が出来たりお金を借りたりすることはできません。

一般的なイメージの「投資」会社でも「銀行」でもないのです。

 

ではなにをする会社なのかといいますと、企業向けに財務関連のアドバイスや金融サービスを提供する会社です。

日本では野村證券や大和証券などの証券会社がその役割を負っているケースが多いです。

投資銀行業務とは

では、「企業向けの財務関連のアドバイスや金融ーサービス」っていったいなんだ?という話になりますよね。

大きく分けて下記の3つで、これだけ押さえれば十分です。

  1. 株式や債権などの新規発行証券の引き受け
  2. 株式公開支援
  3. M&Aアドバイザリー

下記でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

その1. 引き受け業務

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引き受け業務とは、まとまったお金が必要な会社が、投資家から株や社債などの形で調達する際に必要となってくる仕事です。

具体例でみてみましょう。

 

ある会社が事業を拡大しようと考えていたとします。

そのためには莫大なお金が必要ですが、手持ち資金だけでは足りません。

しかし新規サービスなのでまだ実績がなく、銀行からお金を借りるのは難しい状況です。

そこで、まだ見ぬサービスに対してリスクをとって投資をしてくれる投資家からお金を出資してもらうことを考えました。

元本保証のある「債券」として販売するパターンや、成功したときのリターンは大きいけれども失敗すれば投資額は返ってこない「株式」と引き換えで調達するパターンがあります。

その際、一旦投資銀行が債券もしくは株式をすべて買取り(=引き受け)、世界中の投資家に販売するという形をとります。

 

投資銀行は買取額と販売額の差額で利益を得ます。

それゆえ投資銀行は、一括で買い取った債券や株式を世界中の投資家にちょうど販売しきれるギリギリ上限の値段を付けるセンスが求められ、そのため財務・会計・法律の面で極めて専門的で分野横断的な知識と経験が必要となってきます。

ちなみに債券も株式も、銀行の融資とは違って直接投資家から資金を調達するので「直接金融」と呼ばれます。

その2. 株式公開支援業務

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続いては株式公開支援業務、いわゆるIPO業務です。

IPOとは英語の「Initial Public Offering」の頭文字をとっており、証券取引所への「新規上場」を意味します。引き受け業務とも近い業務です。

 

例えばソニーやトヨタ、Google、Facebookなどの巨大企業でも、最初は小さいベンチャー企業でした。

技術やサービス内容が評価され次第に企業規模が大きくなると、一気に資金を調達して成長を加速させるステージが訪れます。

そこで、経営者は会社の株式を新たに発行し、世界中の誰でもその株式が売買ができるよう東証などの証券取引所に上場することを選択します。

上場した瞬間、世界中の投資家が魅力あるベンチャー企業の株式を買おうと応募が殺到するので、昨日まで誰も知らなかった紙(=株式)が突然数十倍、数百倍の価値に跳ね上がるため、一夜にして創業者が大富豪になるケースもよくあります。

 

ただ、どんな企業でも上場できるわけではありません。

上場できるポテンシャルがあったとしても、上場を目指してから実際の上場承認が下りるまで3〜5年かかることもザラで、我慢強く粛々と準備を進める必要があります。

なぜそれほど時間がかかるのでしょうか?

 

それは証券取引所の上場審査が大変厳しいためです。

上場するということは創業者や取引企業だけでなく、世界中の投資家にも影響を与えるということです。

証券市場全体の信頼と秩序を保つため、変な会社(虚偽申告や違法なことをしている会社など)は審査で弾く必要があり、上場後も厳しい上場基準を守らなければなりません。

逆にいうと、上場するということはしっかりした会社、イケてる会社という証明を受けることでもあるわけです。

 

投資銀行は有象無象の中からそのようなイケてる会社を見つけ出し、様々な審査にパスできるようアドバイスをし、最終的に上場時の株式を引き受けて世界中の証券市場で販売するということを行います。

新規上場による一攫千金は創業者だけでなく、投資銀行にとっても同じです。

厳しい準備期間を戦い抜いたあとの果実として、投資銀行は巨額の引き受け手数料を受け取ることができるのです。

その3. M&Aアドバイザリー業務

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最後は投資銀行の一番の花形であるM&Aアドバイザリー業務です。

M&Aとは、英語で「Merger And Aquisition」の頭文字で、「買収・合併」を意味します。

ある企業がさらに成長を加速させるために別の会社を買収するということが、日本でも一般的な企業戦略となってきました。

一方で、お金や人をその会社の得意な事業に集中するために、コアではない事業はいっそ売却してしまうという戦略もあります。

 

いずれの場合でも問題となってくるのは、その企業(もしくは事業)が果たしていくらなのかということです。

M&Aが活発になってきたとはいえ、通常、いち企業が買収や合併、事業売却を扱うことは稀なケースです。

一点もので極めて高額なM&Aでは、収益性の評価や法務・会計上の論点整理など、様々な専門的見地から企業価値を評価する能力や、相手方とバチバチのハードネゴシエーションができる能力が求められます。

気軽に日用品を買うのとは訳が違い、企業の担当者にそのノウハウがあることは極めて稀です。

そこで投資銀行は、企業戦略に沿って買収することでシナジー(相乗効果)が生まれる買収候補企業のリストアップから始まり、相手方との交渉の代理、企業価値の算出、買収にあたりクリアしなければならない会計上・法務上の論点の洗い出しなど、安心して買収が完了できるよう様々な面で支援を行います。

 

ここまで見てきたとおり、投資銀行は預金や融資を行う銀行とも、株の売買を仲介する証券会社とも異なる存在であるということがお分りいただけたと思います。

投資銀行といっても職種はさまざま

投資銀行の役割がなんとなくわかったところで、では実際に投資銀行の中でどの部門がどの仕事をやっているのかを説明していきたいと思います。

投資銀行には主に下記の3つの部署があります。

  1. 投資銀行部
  2. 資本市場部
  3. 株式調査部

以下で具体的にみていきましょう。

その1. 投資銀行部

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投資銀行部は、主にクライアント(お客さん)に上記のような提案(オリジネーションといいます)をして案件を取ってくる部隊です。

膨大な分析に裏打ちされた、切れ味鋭い 切り口で最適な財務戦略を採択し、クライアントに提案します。

投資銀行部内にはM&AやIPO、株や債券の発行など、それのみを扱う専門部隊がいて、案件が取れたあとは彼らや弁護士、会計士などと密に相談しながらクロージングまでディレクションをします。

このように投資銀行業務全般を扱うのでオールラウンダーと言えます。

ちなみに「投資銀行部」は英語でInvestment Banking Devision、略してIBDと呼ばれます。「投資銀行」だと長くてまどろっこしいので、バンカーはIBDもしくはIBと呼んでいます。

なお、超絶激務・高給で有名なのはこの部署のことです。

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その2. 資本市場部

資本市場本部は株式を扱うエクイティ・キャピタル・マーケットと、債券を扱うデット・キャピタル・マーケットに大別されます。

①エクイティ・キャピタル・マーケット

略してECM(イーシーエム)と呼ばれています。

クライアントに対して、エクイティ性の資金調達(IPOや公募増資等)の提案及び案件の執行を行っています。

投資銀行部がオールラウンダーなのに対して、ECMはエクイティ関連のスペシャリストです。

また、投資銀行部とは別に自分たちで営業をして案件を獲得することもあります。

②デット・キャピタル・マーケット

略してDCM(ディーシーエム)と呼ばれています。

クライアントに対して、デット性の資金調達(主に社債)の提案及び案件執行を行っています。

ECMと同様、DCMはデット関連のスペシャリストです。

その3. 株式調査部(リサーチ)

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上場企業を分析し、投資家に向けてレポートを定期的に発行しています。

アナリストレポートには「買い」や「売り」などの投資評価や、目標株価などが記載されています。

投資家はこのアナリストレポートを参考にして投資判断をします。

決算期は特に忙しく、担当している数十社の会社の決算説明会には片っ端から出席して、即日もしくは翌日にはレポートを出さなければなりません。

そうこうするうちに「この人の投資評価は当たる」と有名になると、他社がチームごと引き抜くこともよくあります。良くも悪くも個人のパフォーマンスに依存する仕事です。

 

ところで少し混みいった話をすると、株式調査部の人は同じ会社にもかかわらず、投資銀行部や資本市場本部の人と簡単にコンタクトを取ることができません。

どうしてでしょうか?

 

投資銀行部や資本市場本部は、まだ世の投資家に公表されていない重要事実(いわゆるインサイダー情報)を山ほど抱えています。

ところが株式調査部が彼らと気軽にコンタクトが取れたらどうでしょう?

世界中の投資家に情報を提供する立場にある株式アナリストが、関係者以外には極秘にされている情報をポロっと仕入れてしまう可能性があることになります。

そうならないために、同じ会社にありながら許可なくミーティングを開いたり、一緒にランチに行ったりすることができない決まりになっています。

(ウォールがある、と表現します)

【番外】資本市場業務部

ECMやDCMが扱う案件において多数の文書を作成しなければなりませんが、その作成を一手に引き受ける部署で、バックオフィス部門のひとつです。

ドキュメンテーション業務とも呼ばれます。

作成する文書というのは契約書だけではなく、証券取引所や投資家に向けて発行する目論見書などの書類作成も含まれます。

スキームの理解に加えて各種法律に習熟し、過去の案件の事例なども勘案して正確で間違いのない文書を作成する必要があるため、やはり高度な専門性が要求されます。

「投資銀行とは」は書籍で学べる

堅い内容で書くと上記のような説明になりますが、もっと手軽に、楽しみながら投資銀行の雰囲気を味わう方法があります。

それは書籍です。

投資銀行のバンカーに就職する際に、必ずといってよいほどよく読まれている本があります。

その中から小説風に書かれていて、物語として投資銀行を体感できる名著をいくつかご紹介します。

ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち

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  • 作者: Peter Troob,John Rolfe,ジョンロルフ,三川基好,ピータートゥルーブ
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本
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投資銀行青春白書

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獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー (100周年書き下ろし)

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最後に

「投資銀行の仕事をわかりやすく説明してみる」記事でしたが、いかがだったでしょうか。

なかなか目に触れる機会の少ない仕事ですので、ご存じなかった方も多かったかと思いますが、なんとなく全体感はご理解いただけたのではないでしょうか?

もっと投資銀行を目指す人、憧れる人が増えると私としては望外の喜びです。

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外資系バンカーが転職前にプログラミングを勉強した理由【Ruby】

2017年8月23日更新 2017年2月19日公開

今やビジネスマンの三種の神器は「英語」「会計」「プログラミング」と言われるようになって久しくなりました。

私は大学が経済学部出身なので、英語と会計はほどほどにわかってもプログラミングはまったくの未経験、さっぱりわからないという状態でした。

まるで、0と1の羅列のモニターに食い入るモブキャラを見て顔をしかめる主人公に対して、「俺にはグラマラスな女が腰を振ってる画(え)が見えるぜ」と言った映画マトリックスのワンシーンのような、隔世の感を長年エンジニアに抱いておりました。

この記事では大きく3つの点を伝えたいと思っています。

  • 新卒で外資系投資銀行に入社した私が、なぜ転職するときにプログラミングを勉強しようと思ったのか
  • 「四苦八苦しながらも、独力でWebサービスのプロトタイプが作れるようになる」をコンセプトとするプログラミングキャンプに通ったワケ
  • 果たしてプログラミングはできるようになったのか

について記事にまとめました。

 

誰もがプログラミングとは無関係だと言えない時代です。

ご自身のキャリアを高めたい、作りたいサービスのアイデアはあるけど諦めていた、就職を有利に進めるためプログラミングのいろはを学びたい、少しでもそんな方々のお役に立てれば幸甚です。

ビジネスマンの三種の神器は英語、会計、プログラミング

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今やビジネスマンに必要な言語は3つあると言われています。

その3つとは英語、会計、プログラミングです。

必要な「スキル」ではなく「言語」となっているのは、どれも国籍に関係なく共通言語として意思疎通ができるスキルだからです。

英語

世はグローバル、英語は世界の人とコミュニケーションするためのツール。

会計

企業のレントゲンともいうべき財務諸表を読む技術が会計で、日本独自色が強い日本会計基準を含めて、ますますグローバルで会計基準が収斂されていきます。

言語に縛られない、会計という共通言語が必要になっています。

プログラミング

本記事の主役。

企業の収益源泉であるプロダクトをつくる技術がプログラミングです。

エンジニアやデザイナーだけでなく、企画職や営業、果ては経営者まで基礎的なプログラミングを理解していないと困る時代になりました。

外資系のバンカーだった私がプログラミングを学んだワケ

私は外資系投資銀行に勤めており、英語と財務(=会計)についてはプロフェッショナルだと考えておりました。

しかし将来のキャリアとしては起業を視野に入れていたので、IT企業で事業開発や経営に近いポジションでキャリアを積むのも良いなと思っていました。

 

IT企業の事業開発では、当然プログラミングの知識を持っている人材はウェルカムです。

プロダクトを改善したり、アップデートをする際に、その難易度や工数がエンジニアしかわからないようではディレクションが困難だろうなということは最初からわかっていました。

また同様に、Webサービスを提供してる会社をマネージするのに、自社のプロダクトのことを理解できていないようでは経営者失格だとも思っていました。

 

そこで、辞職届を出してガーデンリーブを含めて2ヶ月間の休暇ができる予定でしたので、ここでプログラミングを本気で勉強しようと思ったのです。

エンジニアじゃないのにプログラミングがわからないと困るの?

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プログラミングはエンジニアだけ分かっていれば十分じゃないか。

そういう意見もあるでしょう。

 

しかし、それはもはや時代遅れの考えと言わざるを得ません。

社会に出たら微分を使わないからといって、数学が無意味だということにはならないのです。

 

今や身の回りにはスマホやパソコンなど、エンジニアリングの産物に溢れています。

あなたの会社が例え花屋だったとしても、システムと無関係とは言えない時代です。(花屋がレガシーだと言っているわけではありません)

 

つまり、ニーズの探鉱からプロダクト作成、マーケティング、流通に至るまで、あらゆる面で経営者はエンジニアリングに直面しなくてはなりません。

「ユーザーの課題をシルテム的に解決できないか」から始まり、SNSマーケティングを最適化する筋の良い方法を考えたり、他のプロダクトと比べて何の機能が画期的なのか強調したり、オンデマンドでユーザーに届けるにはどういうシステム課題があるのかを調べたりなどなど。

あらゆる職位でプログラミング的思考が必要になっています。

未経験でもプログラミングはできるようになる!

未経験からプログラミングを学ぶのは勇気がいります。

私もそうでした。

書籍を手に取ってみても、到底理解できるような気がしません。

 

ですが、プログラミングは人が作った言語です。

英語を学ぶのと同じようなものです。

一般的に、人は専門家になるまで10,000時間が必要と言われています。

1年間を300営業日、8時間従事したとしたら、その道のエキスパートになるのにおよそ4年かかる、ということです。

 

一方で、「サマになる」のにかかる時間はたったの20時間と言われています。

これは米ジョシュ・ハウフマン氏が提唱した「The First 20 Hours」というベストセラー本が発祥の考え方です。

彼は、新しい技術を初期的に身につけるのにかかる時間が20時間だと論じています。

ギターが詰まらずにそれっぽく弾けるようになる、緊張しつつも自動車を運転できるようになる、テンポよく包丁を扱えて特定の料理が作れるようになる、真剣にテキストを読んでコードを書けばなんとか動くものを作れるようになる、などなど。

 

つまり、忙しいビジネスマンでも平日1時間、真面目に取り組めばちょうど1ヶ月で成果が目に見えるようになってくるのです。

プログラミングは転職(就職)に有利か

有利です。

間違いありません。

どのような職種に就こうともあなたの身を助けるスキルです。

なかなか身につけている人はいないので、あなたはエッジの効いた人材になれるでしょう。

加えて、プログラミングは技術そのものだけでなく、論理的思考力を養うことにもなります。

感情を排してとことん合理的、そして効率主義が身につくスキルでもあります。

プログラミングを始めようという人が必ず陥いる誤解

「なるほどそうか、じゃぁ少しくらいはプログラミングを勉強した方が良いかな。ちょうど作ってみたいサービスもあるし」

そう思われた読者諸兄はとても柔軟な思考の持ち主で、その積極性は尊敬に値します。

全力で応援差し上げたいと思う次第です。

 

と、ここでそんな大きな第一歩をまさに踏み出そうとされている方に、数々の失敗をしてきた私からささやかながらアドバイスをさせてください。

それは、独学や座学形式のスクールはコスパ悪いよ!ということです。

【誤解その1】独学ならマイペースでお金かけずに習得できる!

無理です。

独学の一番危険なところは、わからないことをその場ですぐに人に訊けないということ。

初学者を卒業するまでは、プログラミングは瞬きの回数だけふつふつと疑問点が湧き上がってくるものだと肝に銘じましょう。

身近に溢れている本や動画は必ずしも懇切丁寧ではない、という認識を持つことがまず出発点です。

同じ説明は端折ったり、プログラムの書き方は何通りもあることを説明したいがために統一性のない記法をしたりと、発信者本人は良かれと思ってやっていることが初学者には裏目に出てしまっているパターンです。

彼らはとにかく初学者がつまずく罠を悉く(ことごとく)設置していきます。

まるで、やたらボンバーマンが得意な男子みたいです。

【誤解その2】インプットが大切だ、座学のスクールで勉強しよう!

絶対無理です。

そもそもプログラミングはアウトプットが命です。

 

コードを真似て真似て真似て、書いて書いて書いて、ちょっと休憩して、また書いて書いて書く、そんなスポーツに通ずるものです

 

覚えるのではなく身に付けるものなのです。

ところが座学では基本的に机に座って講師の解説を聴くばかりで、アウトプットが圧倒的に足りません。

結果として15万円くらい払ったにも関わらず、まったく身につきません(実体験)。

本気で習得したいならプログラミングキャンプ一択だよ

私はなんとかプログラミングの世界に足を踏み入れようと、様々なことを試して来ました。

  • 本を読んでその通り書いてみる独学 → 指数関数的に増える疑問を誰にも訊けず挫折
  • ドットインストール(ネット上の有名サイト。無料プラグラミング動画教育)ならテキストより情報量多いし、何より無料イイネ! → やっぱり質問できないから枕を濡らす
  • 座学メインのスクールに通ってみる → その場では「ふんふん、なるほど」と思っても、いざ自分で書こうとすると再現できない
  • 小中学生向けの簡単なスクールならできるのではないか → 年齢制限を2回りほど過ぎていて入学拒否

 

そんな悶絶するある日、最近プログラミングキャンプがあるらしいと噂を聞きました。

1ヶ月でとにかくカリキュラムを読んではコードを書きまくるというスタイルらしいと。

超高い金額でパーソナルトレーナーをつけて食事も細かく管理して結果にコミットするアレがテレビを賑わせていたことで、イメージしやすくなっていたということも手伝ったのでしょう、私はすぐに入学の検討を始めました。

本当に1ヶ月でプロトタイプが作れるようになるの?

まず最初に気になったのは、やはり1ヶ月のキャンプでコードが書けるようになるのかどうか、でした。

私は体験入学に行くことにしました。

 

説明を受けた結果わかったことは、まずキャンプの中身について。

登録が完了したらウェブ上でテキスト(=カリキュラム)が見られるようになり、とにかくそのテキストを何度も読んでコードを書くということです。

 

それじゃぁ独学と変わらないじゃん!という声も聞こえますが、当然そんなことはありません。

ここが一番のポイントなのですが、教室ではメンター(=講師)がたくさんいて、わからないことはその場で手を上げてメンターに何度でも納得がいくまで質問ができるということです。

これだけでも行く価値があると思っています。

 

メンターの多くはキャンプ卒業生で、卒業後に大変厳しいテストを合格した人たちです。

なので信頼して質問ができました。

学生さんが多いこともあって雰囲気もアットホームでカジュアルなので気兼ねなく質問しやすかったです。

 

結果から申しますと、私はカリキュラム後半からプロトタイプを作り始めて無事オリジナルサービスを世に出すことができました。

ありがたいことにメンターからの評価も高く、卒業後も独力で日々改良を続けられています。

 

「キャンプでプログラミングを書けるようになる」というと語弊がありますしキャンプの目指すところではありませんが、「プロトタイプを独力で作れるようになり、疑問点が出て来てもなんとか自分で調べて解決できるようになる」ことは十分可能です。

料金は高いがリターンはそれ以上

検討する上で、クオリティに関する疑問は上記のようにすぐに氷解しました。

次いでネックになったのは金額です。

決して安くありません。

こちらの本気度を試す、そんな価格です。

 

どのキャンプに行くか次第ですが、テックキャンプだと1ヶ月12万円ほどでした。

どのキャンプでもだいたい相場はそのくらいです。

ちなみに2ヶ月だと17万円弱です。

入学金やテキスト代はすべて含まれているので、それ以外の費用はかかりません。

もしあなたがPCを持っていなかったとしても大丈夫、貸出もしてくれます(有料)。

 

12万円には私も悩みました。

大きな出費です。

ですが、たった1ヶ月通って真剣に勉強すれば自分のサービスが持てるようになるのならと、これまでどれだけ頑張ってもさっぱりだったプログラミングが理解できるようになるのならと思うと、投資としては存外悪くないのではないかと次第に思うようになりました。

だってこの後の人生でどれだけ役に立つかを考えたらすぐに償却できる金額ではありませんか?

もしかしたら最初に作ったWebサービスで12万円くらい稼いじゃうかもしれませんし。

 

そうして虎の子12万円を抱えて渋谷に向かったのでした。

結果として、この投資は全く最高の判断だったと感じています。

じゃぁプログラミングキャンプはどこが良いの?

では実際、プログラミングキャンプってどんなところがあって、どこが良いのさ?という話になりますよね。

私も当時東京にあるキャンプを全部訪ね歩いてずいぶん比較検討したものでした。

TechAcademy [テックアカデミー]

最大手のプログラミングキャンプなのがテックアカデミーです。

オンラインキャンプなので地方の方でも参加が可能です。

都内でも、例えば渋谷まで通学するのに時間がかかる人にとっては、いっそのことその時間を勉強に当てた方が良いかもしれませんね。

「質問したいときはどうするんだろう?」

ご安心ください、オンラインチャットで23時まで対応してくれています。

もちろん何度でも何度でも納得できるまで質問ができます。

TechAcademy [テックアカデミー]の詳細はこちら

 

Tech::Camp(テックキャンプ)

私が通ったのは渋谷にあるTech::Camp(テックキャンプ)でした。

学ぶ言語はRubyで、Railsを使うところも抜かりなく学べます。

もちろんウェブ作りに欠かせないHTMLやCSS、Java Scryptもカリキュラムに入っています。

 

【ELITES(エリーツ)】

ここはやや他のプログラミングキャンプとは趣が異なります。

というのも、カジュアルにサービスを作れるようになりたいというよりも、本格的なエンジニアを最終目標としてプログラミング中級者目指してガッツリ育成するための教育機関です。

テックアカデミーやテックキャンプがカフェだとしたら、エリーツは10分かけて湯を注いで抽出する渋い渋いコーヒーを出す喫茶店のようなイメージです。

基本的には6ヶ月で中級者を目指すためのカリキュラム(=本科)ですが、本科に入る前にエリーツキャンプと呼ばれる1ヶ月弱のカリキュラムがあります。

ここで1ヶ月勉強し、本科に進むこともできますし、ここで修了することもできます。

ただ、本科に進むためには試験にクリアしないといけません。なんとも本格派です。

【ELITES(エリーツ)】 の詳細はこちら

最後に

いかがだったでしょうか?

今やビジネスマンはプログラミングの基礎を習得していることがこの上ない武器となっていて、競争優位です。

なぜなら、英語・会計・プログラミングそれぞれが重要と言われるようになって久しいですが、3つとも初学者の域を抜け出して習得している人は大変少ないのが現状です。

 

100人に一人しかできないことを3つ持て。

それは100万人に一人の出現率で、同い年の中ではキミ一人だけがユニークだ

 

というのは私が就職活動中に出会った言葉です。

まさに英語 × 会計 × プログラミングがこれだと思いました

あなたもユニークな人材になって、キャリアアップを目指してはいかがでしょうか?

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経営企画部は花形のエリート部隊って聞くけれど、どんな仕事なの?【出世コース】

2017年9月25日更新 2017年2月11日公開

あなたは経営企画部という仕事をご存知でしょうか?

営業やエンジニア、企画職なんかはイメージしやすいけれど、「経営企画部」なんてあんまり聞かないな。
バックオフィスの地味な仕事だろうか?

なんて思う人もいらっしゃるでしょう。

 

でも違うんです!

 

経営企画部の役割は、経営陣に寄り添って会社運営を担うこと

経営企画部は企業の要、頭脳といっても過言ではありません。

したがって、社内外から部署横断で優秀な社員を引き上げるエリート部隊なのです。

 

そこで、もっと多くの人に経営企画部について知ってもらうため、良い機会ですので経営企画部についてまとめてみました。

この記事は、経営企画部とはなんぞやを知りたい人に向けて、どうして経営企画部はエリート集団なのか、そしてその仕事内容や役割とはなんなのか、について解説していきます。

 

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経営企画部がエリート出世コースなワケ【転職者必見】

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有能な転職者こそ活躍できる場

後述するとおり、経営企画部の仕事は物理的にもポジション的にも経営陣にとっても近い仕事になります。

業務は財務や法務など多岐に渡り、横断的な専門知識が要求されます。

また、経営の能力も求められる仕事です。

したがってプロパー社員(新卒からの叩き上げ社員)というよりも、有能な外部の人材を転職市場から引き抜くケースが多いです。

 

とりわけ外資系コンサルや外資系投資銀行、公認会計士を中途採用するケースが非常に多く、メンバー全員が外資出身ということも珍しくありません

実際、転職市場において経営企画部への求人(=ヘッドハンティング)では「外資系コンサル出身者、もしくは投資銀行出身者は優遇」となっていることも多く、厚遇されます。

マネジメントにアピールしやすいポジション

そうした有能な人材を活用し、経営企画部では全社的なプロジェクトを多数走らせています。

中期経営計画の策定、M&Aやアライアンス、組織再編などがそれにあたります。

そのプロジェクトを通して経営陣や事業部の有力者と密にコミュニケーションを図りますので、彼らへの覚えが良くなります。

つまりアピールする機会が豊富ということです。

経営企画部はプロジェクトを通じて大きな実績を作りやすく、社内にアピールをしやすいポジションでもあるため、経営企画部はエリートコース、出世街道、そして花形の部署だと捉えられています。

 

なかなか適正に適う人材はいませんので採用には苦労しますが、ひと度経営企画部として迎えられたならば経営陣への道が約束されたも同然です。

経営企画部メンバー → 企画室室長 → 経営企画部部長 → 取締役という王道の出世コースが見えているのです。

■経営企画部はCOO(最高執行責任者)候補だよ、ビズリーチ!

 

経営企画部の役割

経営企画がエリート集団であるということはお分りいただけたと思います。

ここからは彼らが実際にどんな仕事をしているのかを解説します。

経営企画部は会社経営の舵取り役

経営企画部とは、全社戦略(業績目標含む)を経営陣と一緒に策定し、それに向けて事業部単位では対応できないような様々な全社プロジェクトを起案・実行する仕事です。

要は、経営企画部とは会社経営の舵取り役の仕事になります。

では具体的に経営企画部の仕事内容をみてみましょう。

経営企画部の仕事は大きく3つです。

  1. 経営管理
  2. 予算作成
  3. M&Aやアライアンス

以下ではそれぞれ説明していきます。

仕事その1. 経営管理

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経営企画部のお仕事その1は経営管理です。

経営管理は、経営陣とともに全社のPDC(Plan:計画、Do:実行、Check:検証)を回す、すなわち、

  1. 企業の目標を作って、
  2. 最大限の効果になるようヒト・モノ・カネのリソースを調整して、
  3. 結果が良くなければ対策をフォローする

ことで会社の目標を達成させるお仕事なのです。

 

具体的には事業計画や中期経営計画をつくったり、組織体制を変えたり、事業部のボトルネックになっていることを解消する、などの施策があります。

そして、これはまさに外資系コンサルがクライアントから高い報酬を貰って受託する業務とも被ります。

こうした理由から、経営企画部では外資系コンサル出身者が重用されるのです。

当社にもボスコン、マッキンゼー、アクセンチュア出身の社員がいます。

仕事その2. 予算作成

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予算作成と聞くと、「予算って言うからには財務部の仕事っぽくない?」と思われるかもしれませんが、実際は全く異なります。

 

では予算作成とはなんでしょうか?

これはもっと経営寄りのお仕事で、すごく簡単に言うと、来期の業績目標をどこに設定しましょうか、ということを決めることです。

 

『今期は前期より10%成長を達成したけれども、株式市場では15%の成長が求められている。

株価を下げないためにも来期はトップライン(売上)15%の成長をコミットしよう。

そのために◯◯事業はARPUを20%伸ばして成長を牽引してくれ。

▲▲事業は市場が成熟期で成長が見込めないから現状維持で頼む。

新規事業の◻︎◻︎事業は成長分野だから前期比150%成長を期待している』

 

みたいなブレイクダウンで事業計画を作る事を言います。

賢明なる読者諸兄のご賢察の通り「予算を考える」とは、決して各事業へあげるお金を考えることではなく、全社戦略をマネジメントと一緒に策定し、各事業とKPIのストレッチについて侃侃諤諤の議論をして、業績目標の達成にむけた現実的なプランを創り上げる業務のことを言います。

財務が過去と現在のお金(業績)を把握する仕事であるのに対し、経営企画の予算は将来のお金(業績)について目標を作る、とも言えるでしょう。

これで私が「経営に近い」と申し上げた趣旨をご理解いただけたと思います。

仕事その3. M&Aやアライアンス

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上記の予算作成を考えるにあたり、戦略を考える上で当然企業買収や事業売却の話も出てきます。

既存事業が厳しい環境下だと予算達成が難しいので、戦略上重要ではない事業を売って、その売却資金を使って外部の良い感じの会社を買ってきて、自社のノウハウを注ぎ込んでビカビカの収益企業にする、ということも有力な手段だからです。

業績目標を達成する手段は、なにも内部のリソースだけではない、ということですね。

 

そういう背景から、経営企画部では良い投資案件については常にアピタイトです。

継続的に銀行や投資銀行、ファンドなどとコミュニケーションをとっており、これは!と思う案件が出てきたら買収にかかれる準備をしています。

■バンカーのピッチはピントがズレていることが多いよね、ビズリーチ!

最後に

以上、経営企画部は花形のエリート部隊って聞くけれど、どんな仕事なのかということを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

少しでも理解のお役に立てたなら幸いです。

 

経営企画部に転職(異動)した後は社内エリートとして経営陣を目指すも良し、更に転職してCOOを目指すも良し、起業するも良し。

あらゆる可能性を広げられる経営企画部に転職(異動)して、ピカピカのキャリアを目指してはいかがでしょうか!

関連記事

【再掲】経営企画部への転職についてはこちらの記事を要チェックです。

未経験でも経営企画部に転職する方法!年収は?
転職したいけどできないという悩みを解決する7つの視点
なぜあなたは経営企画ポジションで活躍できないのか
経営企画が本当に必要な部署なのかじっくり考えてみた
経企必読「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」がとても勉強になった件

 ■ツブシが効く経企へはビズリーチ!

【番外】転職サイトはどこを選ぶべきか

では実際に経営企画部に転職しようと思ったらどう動けばよいのか。

まずは転職サイトに登録することが第一です。

登録して求人を探しましょう。

あるいは転職エージェントを探して相談することから始めましょう。

転職サイトにもシチュエーションによって向き不向き、強み弱みがありますので、いくつか複数登録することがコツです。

転職に失敗したくないなら必ず複数に登録するようにしましょう。(無料なので登録してもメリットしかありません)

 

ビズリーチ【★★★★★】

ハイクラス転職といえばビズリーチです。

私も投資銀行から事業会社の経営企画部に転職する際はこちらを利用し、満足度が高かったです。

無料会員でも十分使えますので特に転職活動に支障はないのですが、有料会員になればスカウトメールをより多く受け取ることができますので転職の選択肢が広がりますよ。

特別な事情がなければビズリーチを避ける理由は特にないので、ひとつ目の登録サイトとして外せません。

ビズリーチの詳細はこちら

なお、ビズリーチについては下記の記事が詳しいです。

ビズリーチの評判|ハイクラス転職者から高い評価を受ける理由

 

JACリクルートメント【★★★★☆】

JACリクルートメントは転職マッチング市場で最近急激に評判を高めている企業です。

現在はリクルートエージェント、DODAに次いで業界3位になります。

手堅い大手からベンチャーまできっちりカバーしており、特に個人的には高報酬案件に強い印象を持っています。

また、外資系への転職支援を強化している点も特徴です。

JAC Recruitmentは世界8カ国(イギリス・シンガポール・中国・タイ・マレーシア・インドネシア・香港・韓国)に拠点があり、グローバルな転職サポートを行っています。

英文レジュメの無料添削や英語面接対策、中国語話力のレベルチェックなど、様々なサポートがあるので心強い存在になることは間違いありません。

JACリクルートメントの詳細・登録はこちら

 

クライス&カンパニー【★★★★☆】

クライス&カンパニーは30代マネージャークラスへの転職に強みがあります。

ビズリーチと同様、高年収案件がウリです。

求人としてはPEファンドや外資系コンサル、総合商社、勢いに乗るスタートアップなどがあり、ハイクラス求人としてはまったく遜色ありません。

もちろんクライス&カンパニーは完全無料で利用できます。

年収800万円以上の転職ならクライス!

 

リクルートエージェント【★★★☆☆】

ご存知の通り、リクルートが提供する転職サイトがリクルートエージェントです。

業界最大手だからこそ獲得できる大手求人や非公開求人が強みです。

非公開求人は業界最多の9万件以上です。

求人が多すぎて探しづらいというデメリットもありますが、どこにもない求人があるというのは大きなメリットです。

ビズリーチやJACなどをメインとしつつ、リクルートエージェントで漏れなく探すというスタンスが良いかと思います。

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英語を話せない人が外資系投資銀行に就職するための心得

2017年8月23日更新 2017年2月9日公開

外資系投資銀行への就職と聞いて、真っ先に浮かぶ心配はやっぱり英語のことではないでしょうか?

英語が聞けない・話せない・書けない、だから外資系投資銀行へ転職なんて無理だろう、なんて思ってしまうのも無理はないことです。

 

ですがちょっと待ってください!

 

あなたの感じている英語の不安は「なんとなく不安」というものではないですか?

具体的にどういった場面で困ることになるか、イメージ湧いていますか?

 

実はこの「なんとなく不安」というのが、あなたの転職を邪魔する最大の壁なのです

具体的な現場感が掴めればなんとかなると思えるものなのです。

 

  • 外資系投資銀行ってどれくらい英語を求められるんだろうか
  • どんなシチュエーションで英語を使うのだろうか
  • 果たして自分の英語は通用するのだろうか
  • 付け焼刃でもなんでも、英語レベルを一気に引き上げる方法は無いだろうか

など具体的にイメージができれば、「あれ?ひょっとして、もう少し頑張ればなんとかなるんじゃないか?」なんて思えてくるはずです。

 

外資系投資銀行のバンカーだった筆者も英語がとても苦手でした。

特にリスニングがめちゃくちゃ苦手で、ネイティブの英語を何度も聞き返していました(「Sorry?」の連発でウンザリされるほど)。

当然スピーキングも絶望的で、帰国子女の同期からは「なんていうか、君の英語って関西弁だよね」と言われたこともあります(マジです)。

そんな筆者でも外資系投資銀行に入れましたし、奇跡的にもなんとかサバイブすることができました。

そうした経験がありますので、不遜ながら、この記事が英語に苦手意識を持っている誰かの役に立てたら幸いです。

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とにかく、英語は神経質に気にしなくて良い!

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外資系投資銀行に就職するのですから、当然英語の存在を強く意識してしまうものです。

ただ、これだけは最初に強調させてください。

 

もちろん英語はできるに越したことはないのですが、英語に苦手意識があるからとチャレンジすることに躊躇してしまうのは、実はとても機会損失なのです!

 

私はその点を強調したく、この記事をまとめたといっても過言ではありません。

良いですか、一番大事なので繰り返します。外資だからといって過度に心配することは禁物です!

 

最も大切なことは、業務がすべて日本語だったと仮定した場合にあなたが戦力となる人材であるかどうか、です。

日本語環境ですらスキルセットに問題あり、基準未満と判定されるようでは英語で悩んでいる場合ではありません。

 

ただ、賢明な読者諸兄なら「当然、スキルセットは十分だ!問題はそれを英語でできるかどうかだ」とお答えになるかと思料しています。

ならば答えはひとつ、「最低限の英語レベルがあるのであれば悩む必要はありません!面接ではそれ以外のところをきちんとアピールできるようにすれば良いだけです!」ということになります。

最低限の英語レベルってなんだ?

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では次に、「最低限の英語レベルとは何ぞや?」という疑問にお答えしたいと思います。

外資系投資銀行の現場ではリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの機会がすべてありますが、均等にあるわけではありません。

このうち、圧倒的に比重が大きいのはリーディングです。

 

外資系投資銀行では、海外企業のアニュアルレポートや、アナリストの英文レポートを読み込む機会が大変多いです。

毎日しているといっても過言ではありません。

例えば何十ページものアナリストレポートを複数並べ読みして、各社アナリストの見解を項目別に比較できるような資料を作ったりします。

あるいは、100ページ以上あるアニュアルレポートのなかから重要な項目(ビジネスモデル、セグメント別業績、将来の見通し、P/L、B/Sなど)をさらって読み、会社概要の資料を作ったりもします。

 

ただ幸か不幸か、日本はそういったリーディングに強い英語教育を是としてきているので、なんだかんだ読めます。

そして何よりも、今はグーグル翻訳があります。

誤解のないように付言すると、グーグル翻訳でリーディングの手間を完全に代替できるというわけではないので注意。あくまで大量の英語テキストのなかから素早くポイントとなる箇所にアタリをつけるという用途で有用という意味です。アタリをつけた箇所を精読することは必要です。

 

なお、外資系投資銀行には翻訳チームがいることが多いです。

依頼すれば日→英、英→日に翻訳してくれる数名の部隊です。

ただ、ジュニアバンカーにとっては翻訳は単純労働なので出来るだけ外注したいと思っています。

どのジュニアバンカーも同じことを思うので、合成の誤謬よろしく、大量の依頼で翻訳チームのキャパシティがパンクし、アウトプットがとても遅くなるのが通常です。

英語メールは入社後の研修でテンプレを学ぼう!

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リーディングの次にライティングが多いでしょうか。

英語でメールを打つことは頻繁ではないにしろ、それなりにあります。

本社への報告や、クロスボーダー案件で海外チームに情報を共有したり。

 

でもご安心ください、英文メールの書き方は入社研修で用意されていますので、それにしたがって書けば最低限の文章は書けるようになります。

英文メールは日本語のように前置きや敬語、無駄な謝意は不要です。

「お世話になっております」とか「よろしくお願いいたします」とかの、日本人にしか通じないニュアンス(ひいては英訳不可能なフレーズ)は英文メールにありません。

リーディングが出来ればもう気にしない

要するに何を申し上げたいかというと、英語は継続して習得しないといけないなと思いつつも最低限文書は読めるという状態をアピールすれば、それを理由に書類が通過しなかったり不採用になることは少ないです。

ですので可能性があるにもかかわらず、悩んでいるうちに気持ちがなえてしまうのは非常に残念だと申し上げたいのです。

英語ができなくたって、得意でなくたって、十分受かるかもしれない可能性をみすみす棒に振ることはないよ、ということです。

発音なんて気にしない

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日本人英語特有の発音はなかなか抜けないものです。

日本人特有の発音とは、極端な例だと関西のおばちゃんが話すカタカナ言葉です。

不思議なもので、同じスピードで話してもネイティブの英語は全く聞けないのに、日本人の話す英語ははっきりと認識できるということはよくあります。

 

でも、発音なんて気にしないことです。

英語を母国語とする人の割合の方がずっと小さいのですから。

英語を話すビジネスマンのほとんどは我々日本人と同じく第二外国語として話している人たちです。

日本人に限らず、外人の話す英語の発音もひどいものです。

中国人の英語、シンガポール人の英語、フランス人の英語、インド人の英語、アラビア人の英語、ブラジル人の英語などなど、かなりひどいものです。

 

職人気質なところがある国民性なのでしょうか、日本人は細部に異常にこだわりすぎな面があります。

外国人は話すときにそんなこと全く気にしていません。

堂々と変な英語をネイティブ面して話しています。

ですが大切なのは話の中身と、自分の言いたいことが相手に正確に伝わることです。

いくら流暢でも、話の中身がスカスカな方がガッカリされますし、本意ではない解釈をされてはたまったものではありません。

ということで、優先順位を間違えないようにしたいものです。

そうはいっても、TOEICは860以上を目指そう

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そうはいっても英語レベルは不問というわけにもいきませんので、人事や面接官を安心させる意味でも一定の英語力は証明したいところです。

一般的な外資系では750点がラインですし、外資系投資銀行なら860点は最低ラインといわれています。

 

なぜ860点かというと、新卒が入社直後のTOEICで最低860点を取るよう人事から厳命されるからです。

実際に多くの人は900点以上をとります。

(ちなみに私は入社後一発目のTOEICで865点を取り、めでたく同期で最低点でした、、、)

 

もしも面接までに英語レベルが間に合わなかったら、いっそのことTOEICの点数は書かず、聞かれたら

 

「学生のときに受けたのが最初で最後ですね(遠い目)、確か800点後半だったと記憶しています。あれから社会人になってから研鑽していますし、今はもっと行くと思いますよ(キリッ」

 

で乗り切りましょう。

面接の場で確認する手段はありませんので、8割はこれでパスできるはずです。

残り2割は運悪く「じゃぁここからは面接を英語に切り替えましょうか」となるパターンです。

 

いずれにせよ、面接を乗り切ったとしても業務で必要になるので、継続して英語を向上していく努力は必要です。

860点というと、大学受験を多少頑張った人なら数ヶ月やり直せば取れる点数です。

50時間くらいTOEIC対策をすれば到達できます。

860点はビジネス初級レベルと言われていますが、じゃぁ実際に外人とすぐ話せるかというと全然フレーズが出てきませんし、ネイティブ相手のヒアリングにも苦労する程度の英語力でしかないのです。

逆に、外銀への転職に有利になる英語レベルってどれくらい?

語学力が加点要素になるのは間違いありません。

ただ単純に要件のみの英文メールを書ける人よりも、相手の負荷を配慮して恐縮しつつ自分の要求を飲ませる文章を書ける人の方が重用されます。(ここは日本人だろうと外人だろうと同じですよね)

そういう意味では、最低限の英語レベルと強みになる英語レベルの間にはやはり歴然とした差があることは事実です。

定量化が難しいものの無理やり基準を申しますと、例えばTOEICで900点以上であれば強みとして良いでしょう。

900点を超えるスコアは、英語レベル云々の前に、何事においても完璧を目指す人間だというプロフェッショナル感を演出できるという意味でも強力なシグナリング効果になります。

外銀の英語面接を突破する!

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外資を受ける場合、気になるのはやはり英語面接でしょうか。

面接が日本語だけとは限らないのが外資系投資銀行の怖いところです。

外国人バンカーが面接官として入ってくることもありますし、面接官が日本人だと油断していたら実は帰国子女(or MBA帰りのバンカー)だった、なんてことは珍しくありません。

そんな場面にぶち当たっても慌てなくて良いように、しっかりと事前に準備しておくことが肝要です。

 

といっても過度に恐れることはありません。

なぜなら、上記のよくあるテンプレートの質問以外を英語で聞いてくることはめったにありません。

あなたが英語担当だったとしたら話は別ですが、面接官も英語の部分だけで「流暢じゃないから」とバッサリ切ってしまうわけにはいかないので、最低限の英会話力を確認する程度に留める場合が多いです。

激務で有名なので希望者が多いわけではなく、英語で切っていたら誰もいなくなってしまうという危機感がバンカー側にも一応あります。

ですので、事前に英語版の回答を用意しておけば乗り切ることは可能です。

英語面接を含む面接対策関連についてはこちらの記事もご参照ください。

www.highclass-jobchange.com

外銀へ転職したい人のための英語勉強法

仕事をしながら、あるいは外資への就職に向けて英語を勉強したいならば、近くのイングリッシュカフェがオススメだと思います。

もちろんお金と時間があればベルリッツなどの英会話スクールでのマンツーマンがベストなのですが、やはり高いですし通学に時間も掛かるしで、誰でもできるわけでありませんよね。

その点、イングリッシュカフェであれば月額1万数千円で行き放題という、大変リーズナブルな選択肢です。

なぜこんなにも安い!?

安さの秘密は、まずチューター(講師)が外国人留学生であること。

周辺の大学に通う留学生が先生として、主にフリートークで話す形式が多いです。母国のこと、日本と海外の差、今日本で流行っていること、おすすめの海外旅行先などがトークテーマになりやすいです。

2つ目の安さの理由は、マンツーマンではなくグループチャットであることが挙げられます。

だいたい生徒2~5人がテーブルの周りに座ってフリートークをします。

もちろんマンツーマンよりは発言量が減るデメリットがありますが、マンツーマンだと何を話して良いかドギマギしてしまうという人が結構多くて、この形式で助かっている人も多いはずです。

話し足りないよという人に関しては、タイミングによっては他のお客がおらずマンツーマンになることもよくありますので、その凪のタイミングを狙えば良いです。

入社後の外銀バンカーの英語勉強法

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英語を身に付けようとしたとき、日本人が陥りがちなのが文法を1から勉強し直そうとすることです。

しかし座学をいくらしても話せるように、そして聞けるようにはなりません。

大事なのはインプットではなくむしろアウトプット。

 

とはいえ、仕事は朝早くから夜中まで仕事をしているとアウトプットする時間も場もないよ!ってことになります。

そこでバンカー時代に私が取り組んだのがオンライン英会話でした。

オンライン英会話は当初こそレアジョブが市場を席巻していましたが、参入障壁の低さから多数の業者が入り混じり、今や真っ赤っかのレッドオーシャン化しています。

私も当時たくさんのサービスを並べて一生懸命比較して、その中でも「QQ English」が価格的にもカリキュラム的にも良いだろうということで、スタートさせました。

何よりも、QQ Englishは唯一深夜4時まで対応していたという点が大きかったです。

レアジョブなどは深夜1時くらいまででしたので、業後に間に合わないわけです。

また、カランメソッドと呼ばれる、ひたすらテンプレの問答を繰り返しスピーキングさせるという訓練カリキュラムがあった点を評価しました。

一問一答形式で割りと短い会話を何度も何度も繰り返しやり取りし、条件反射的に口から滑り出すくらいまで徹底的にアウトプットをするというカリキュラムです。

頭で英文を考えているうちに会話がどんどん進んで追いつけず悩んでいる、という人にとって良い訓練になると思います。

 

オンライン英会話は値段もすごく安くて、30分で150~500円程度(サービスによって、また講師のレベルによって単価が違う)です。

私は週3、深夜3時くらいから30分間、QQ Englishでカランメソッドを続けました。

これでだいぶ英語力がついたと実感しています。

【番外】海外研修(という名の夏休み)

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外資系投資銀行では、新卒のときとアソシエイトへプロモーションしたタイミングで海外研修に行くことになっています。

それぞれアナ研、アソ研と呼ばれており、ニューヨークやロンドンで約1ヶ月間滞在し、世界中の同期と膝を突き合わせて研修をすることになります。

外銀における数少ないご褒美というわけです。

 

その研修では財務や会計、モデリングの授業やディスカッションの時間があるのですが、だいたい17時か18時には終わり、あとはフリーとなります。

また、「ネットワーキングデイ」と称した授業のない日もありました。

その日は会社が近くのBARを貸し切っていて、そこで世界中の同期のバンカーと飲んで喋って、ただ親交を深めるためだけの日です。

各国のエリート大学卒が揃っていますので、英語でコミュニケーションとるのはなかなか大変でしたが、良い思いでです。

 

私はニューヨークだったので研修後にみんなでブロードウェイをよく見に行きました。

スパイダーマンやマンマミーヤはノンバーバルに近いのでなんとか理解できましたが、シカゴなんぞは何を言ってるのか終始全く理解できませんでした、、

他にも一切れ3万円以上もするステーキをたらふく食べたり、高級スーツを買いに5番街にいったり、ややいかがわしいクラブで踊ったりと大変満喫しました。

また休日には飛行機に乗ってナイアガラの滝を観光したり、ワシントンの博物館に行ったり、フロリダのディズニーワールドに行ったりと、それぞれの楽しみ方でニューヨークをエンジョイしていました。

 

英語がもっと出来たら研修はバラ色だったろうなと後悔している面もありますが、人生において英語から逃げ続けてきたツケを払うことになっただけの話と割り切っています。

ただし、帰国してから速攻でオンライン英会話に登録したことは秘密です笑

最後に

外資系投資銀行にまつわる英語について、ここまでまとめてきました。

英語が出来るってやはり素晴らしいですよね。

 

リーディング中心ですので、みなさんの想像ほどはハードルは高くなかったのではないでしょうか?

もちろん、入ってからのキャッチアップは相応に大変になりますが、入社してしまえばこちらのものです笑

 

私自身、英語は未だに十分だと思っていませんが、人生は常に勉強です。

いつか外人と英語でケンカが出来るようになる日を目指してこれからもがんばろっと。

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投資銀行の日常については下記の記事をご覧ください。

外資系投資銀行に転職する方法を外資系バンカーが徹底解説!
投資銀行に転職したいならビズリーチ一択な理由
「投資銀行で働いていたことがある」というのが いつか 大きな財産になるという話
投資銀行の仕事をわかりやすく説明してみる【投資銀行入門】
外資系投資銀行で抜群に優秀なバンカーの7つの特徴

ハイクラス転職したいならビズリーチ一択な理由

2017年8月23日更新 2017年1月30日公開

「そろそろキャリアアップしたいなぁ」「これまでの実績を活かして給料をドンと上げたいなぁ」「これまでにない分野にチャレンジしてスキルセットを強化したいなぁ」

新卒で入社して社会人5年目になると、そんな風に思う気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。

 

あるいは30代に入ると、「一足早いけれども管理職クラスでバリバリ働きたいなぁ」「そろそろグローバルで活躍するポジションに就きたいなぁ」などなど、年々積もる思いが抑えきれなくなってきた頃ではないでしょうか?

 

しかし、冷やかし感覚で求人サイトを探してみたけれど、そんなハイクラスな求人どこにも見つからなかった、なんてことは良くあります。

でも諦めるのはまだ早い!

あなたの希望の職種を見つけられる可能性は十分あります。

 

自分自身の転職経験から、私はビズリーチの利用をオススメしていまが、ビズリーチの魅力と評判、外資系企業で好んで使われる理由、そして実際に使ってみた感想をまとめてみました。

◾️外銀への転職なら登録1分、ビズリーチ!
※レジュメ(職務経歴書)を登録すれば、転職成功率がなんと7倍に!

ビズリーチとは

www.youtube.com

ビズリーチとは「国内唯一のエグゼクティブ向け会員制転職サービス」のことです。特徴は大きく2点です。

  1. エグゼクティブ、つまり経営者層や管理職以上の求人を中心としたハイクラス求人が集まる転職サイトであること
  2. 一定の基準をクリアしたハイクラスな方に向けた会員制サービスであること

が挙げられます。

年収600万円以上に支持される転職サイトNo.1!

そうはいっても、たくさん転職サイトがある中で、本当にビズリーチはハイクラスな人に使われているサイトなの?

ということで、公式サイトで公表されているエビデンスを真っ先にお伝えしておくべきかもしれません。

第三者として市場調査を行っているシード・プランニング社が「転職サイトの利用動向調査」をしたところ、年収600万円以上の高所得層からの支持が一番アツかったのがビズリーチだったという結果が出ています。

調査対象ですが、

  • 年収600万円以上で、
  • 転職経験あり or 半年以内に転職を考えている人
  • 計413名

を対象に行われた調査になりますので、一定の信頼が置ける調査結果かと思います。

外資系社員からの評判は非常に良い

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とはいえ、市場調査と肌感がズレているなんていうことも稀にあることですので、ここで私の周囲の状況も一例として書いてみたいと思います。

私が外資系投資銀行に入社したとき同期は10人いましたが、そのうち9人がビズリーチに登録しており、うち7人がビズリーチ経由で転職しています。

 

また、ビズリーチ経由で転職してきた人たちも結構いて、彼らは転職後も自分の市場価値を定期的に確認するために登録解除はしていないと言っていました。

私も転職の際はビズリーチを使いましたし、今も継続して会員(今は無料会員)です。

当時はまだテレビCMを打っていませんでしたが、それでもこの反響でした。いかにビズリーチが外資系企業で浸透していたことがお分かりいただけると思います。

■外資系に高評価の転職サイトならビズリーチ!

人気の理由は、ハイクラス求人だけが集まるサイトだから

ビズリーチが外資系社員に好まれる理由はずばり、ハイクラス求人がどこよりも集まっているサイトだからです。

従来の転職サイトだと毎日ゴミのような求人メールが大量に送りつけられてきて、時間のないバンカーにとっては「いちいち読んでられないよ!」と思っていました。

できるだけ厳選して欲しいというニーズがあったのですね。

その課題に対してビズリーチは、年収750万円以上の求職者にはそれ以上の待遇になるような特選案件しか紹介してこないので、とても効率よく良い案件にめぐり合えるという訴求がユーザーに刺さったのです。

ハイクラス求人が集まる仕組み

では、なぜビズリーチには他サイトにはないハイクラス求人が集まってくるのでしょうか?

その仕掛けについて説明します。

 

リクナビやマイナビがマス(=大勢一般)向けですので、その対極である選択と集中がビズリーチの戦略になります。

どういうことかというと、マス向けの転職サイトだと求人数は大変多いのですが、大半は凡百な求人ばかりになりやすく、ハイクラス求職者にとっては、その中から希望の職を探さなければならないのでとても骨が折れます。

ハイクラス求職者が何時間もかけてサイトを探し回っても、望む求人には到底出会えないという欠点があります。

 

ところがハイクラス求職者だけが登録できるビズリーチならどうでしょう?

同じクラスタ(=ハイクラス求職者たち)が集まれば、そのハイクラス求職者にだけ訴求をしたい企業が集まって来ます。

そうなると、企業と求職者のミスマッチが減って成約率は高くなるはずです。

マス向けの高額な広告費を出さなくて済むため企業はハッピー、ハイクラス求人を効率的に探せる求職者もハッピー、成約数が増えることで手数料を得られるビズリーチもハッピーという、Win-Win-Winの関係を構築できます。

■Win-Win-Win(=ビズリーチ)はこちらから

ビズリーチで転職したら年収は上がるのか?

これは案件に拠るとしか言えません。

確かにビズリーチにはハイクラスの求人が集まっていますので、基本的には年収750万円以上の案件が多く、一般的な転職サイトと比べたら高給な案件で溢れています

あなたの今の年収より高い求人の選択肢は、他の転職サイトよりも間違いなく多いでしょう。

ただ、あなたが未経験の分野にチャレンジするのなら今の評価よりもディスカウントしてスタートするでしょうし、今の経験を活かせるのならば年収が上がることは十分あり得ます。

いずれにしても、企業からオファーを貰う時点で年収も判明しているので、あとはあなたが年収をあげたいのか、もしくは優先順位はお金以外のところに置いているのかで決まってくると思います。

ビズリーチ登録初日で50件のもスカウトメール!

ビズリーチに登録すると、企業や転職エージェントからスカウトメールが届くようになります。

スカウトメールとは、

「あなたの履歴書を拝見して興味を持ちました。株式会社●●の者です。▲▲部であなたのような人材を探しています。待遇は~、求める人物像は~です。関心があれば連絡ください。」

みたいなヘッドハンティングメールになります。

 

スカウトメールにも「プラチナスカウト」と「スカウト」の2種類があります。

プラチナスカウトは書類審査ナシで即面接が受けられるもので、企業やエージェントが相当あなたを気に入った場合に送ってきます。

プラチナスカウトは無料会員でも見られます。

 

一方でスカウトメールは有料会員しか見られません。

感覚値ですが、こちらの方がプラチナスカウトよりも数が2倍ほど多いです。

ビズリーチ登録初日に50件ほどのスカウト(プラチナ含む)メールがきて驚きました。

登録直後にノータイムで送ってくる人もいます。

人事担当者やエージェントがめちゃくちゃ頻繁に見ているなという実感があります。

ビズリーチの料金プランについて

料金プランを説明する前に、まずはビズリーチの「会員クラス」と「プラン」について説明せねばなりません。

まず会員クラスですが、年収750万円以上の方を「ハイクラス会員」、750万円未満の方を「タレント会員」としています。

会員クラスは現時点の年収で決まるものなので、あなたが選ぶことは出来ません。

また、前職で750万円以上であっても現時点で750万円未満であればタレント会員となります。

 

次にプランですが、無料の「スタンダード」と有料の「プレミアム」があります。

基本的には無料のスタンダードで問題ありません。

特に支障なく転職活動が出来ます。

ただ、有料プランになると

  1. 非公開求人を含むすべての求人に応募できる
  2. ヘッドハンターに直接相談できる

という機能などが追加されます。

料金プランは2種類

では本題の料金プランですが、あなたの会員クラスで料金が異なる仕組みになっています。

  • ハイクラス会員の場合(=年収750万円以上の場合)は4,980円 / 30日間
  • タレント会員(=年収750万円未満の場合)の場合は2,980円 / 30日間

になります。

無料が一般的なのに、どうしてビズリーチには有料プランがあるのか?

他のどの転職サイトでも無料な時代に、どうしてビズリーチだけ有料プランがあるのでしょうか?

利用者としては困りますよね。

私も最初に料金を見たとき「え!?お金取るの!?高くない?」と思いました。

「無料のサイトで十分転職活動できるでしょ」と。

しかし、結果として私は有料プランを使うことに決めました(今も有料プランです)。

「どうしてそうなった!?」と思われるでしょうから順を追って説明します。

 

他の完全無料サービスの場合、ビズリーチのクライアントは企業とヘッドハンターになります。

その結果、お金を支払う企業やヘッドハンターにとって都合の良いサービスとなってしまい、広告料を多く出してくれる企業がデカデカと目立つように掲載されるようになります。

私はこれにとてつもなく辟易しました。

どうでも良い求人ばかりが目立ち、私とのミスマッチは増える一方でした(ほとんどの転職サイトはそうでした)。

 

そうではなく、求職者の探している求人をきちんと紹介できるようにするためには、その便益を享受する人(この場合は求職者)から報酬をもらう形にするべきなのです。

私のように他の転職サービスに辟易するくらいなら、月額料金を支払って短期で決着させる方が結果的にコストは低く抑えられるかもしれない、そう感じて有料プランに申し込みました。

結果的に希望するハイクラス求人も見つかりましたし、無事に入社することができたのでコスト以上の価値は間違いなくありました。

何度もミスマッチな面接を繰り返すような機会損失を考えると、これは安上がりだと思っています。

■無料でも十分使えるよ、ビズリーチ!

30日分のプレミアムチケットが無料でもらえる!

現在ビズリーチでは、カンタンな条件をクリアすれば30日間のプレミアムチケットが無料で手に入るキャンペーンをしています。

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条件は至って簡単で、「スカウトメール等で気になったヘッドハンターがいたら返信してみましょう」というものです。

ビズリーチ調べでは、転職成功者は平均5人のヘッドハンターとコンタクトをとっているそうです。

ちなみに私もちょうど5名のヘッドハンターと会い、そのうち相性が良くて信頼に足ると感じた、とある女性ヘッドハンターさんに転職活動のサポートをお願いしていました。

実際にビズリーチを使って転職してみた

筆者は実際にビズリーチを使って外資系投資銀行からIT起業へ転職しました。

実際に使った感想を交えながら説明していきます。

まずは登録しよう(所要時間1分)

ビズリーチの使い方はとてもシンプルです。

まずは公式サイトから会員登録をします。

所要時間は約1分でした。

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氏名、年齢、性別、住所、英語レベルなど、13項目を記入するだけ、それで登録完了です。

お疲れ様でした。

これでヘッドハンターからスカウトメールが届くようになります!

詳細情報を入力するとマッチする案件が増える(所要時間12分)

なお、ミスマッチを減らしたい場合は、その後に詳細情報として更に13項目を入力する形になります。

私もそちらの入力をオススメしています。

具体的には、現在の年収やこれまでのあなたの経歴を入力します。

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職務要約(下図)の記入がやや手間なのですが、良いスカウトを受けるためには、できるだけわかりやすい表現で、多様な経験を、簡潔な言葉で記述すると良いです。

実は、転職における事務作業としてはここが一番の踏ん張りどころです。

 

ビズリーチには記入サンプルも用意されておりますが、さらに手間を省けないかと考えて、私の方でも下記のように記入例を用意しました。

使えるところを切り貼りして編集いただければそんなに手間もかからないと思います。

 

記載例1:投資銀行のバンカー向け

新卒から一貫して投資銀行部門に所属し、法人営業としてM&Aアドバイザリーおよびファイナンスアドバイザリー業務に従事。

3年強の間にテレコム・メディア・テクノロジーセクター(民生家電や半導体業界など)とフィナンシャル・インスティチューションズ・グループ(銀行、証券、生保業界など)にて大手上場企業15社程度を担当。

敵対的買収案件の防衛側企業に対するアドバイザリー業務や、2,000億円規模のメザニン債の借換え案件など、幅広い金融ソリューション案件を手掛けた。

 

記載例2:経営企画部向け

新卒入社後、新規事業開発部にて新規事業立ち上げの主要メンバーとして参画。

3年間で計2つのサービスのアーリーステージを牽引。

その後、経営企画に異動し、経営管理、予算作成、クロスボーダーM&Aに従事。

特にM&Aにおいては案件の発掘から対象会社へのアプローチ、エクセキューション、クロージング、PMIまで一貫して担当。

うち300億円バリュエーションの上場企業を20○○年3月に買収、子会社化。

発掘から携わっているM&A案件が、現在も複数プロセスが進行中。

 

記載例3:公認会計士向け

大学卒業後大手監査法人に入社し、大企業複数社を含む10社程度の監査を経験。

その中には米国会計基準および国際会計基準を採用する企業も含まれており、日本基準だけでなくグローバル企業の財務監査にも習熟。

この他、M&A案件やIPO案件等も経験しており、ビジネス上重要な投資判断に際して、財務上のインパクトやリスクの種類・程度を見極める知見も有する。

 

 

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ここを乗り越えれば詳細情報の入力が完了です!

詳細情報をすべて記入するのにかかった時間はおよそ13分でした。

詳細情報の記入が終わればビズリーチによる審査が始まります。

■コピペをうまく使えばすぐ登録できます、ビズリーチ!

職務経歴書代行入力で転職成功率が7倍に!

ビズリーチでは職務経歴書の代行入力をやっています。

職務経歴などは、ビズリーチの作り込まれたフォーマットで記述されている方が、転職の成功率が7倍にも跳ね上がるようです。

すでに職務経歴書をお持ちの方などは是非利用したいところです。

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もちろん代行入力の利用は無料です。

アップロードから5営業日以内には登録されますので、とてもスピーディで便利ですね。

登録はこちらから

スカウトメールを受け取ろう

ビズリーチには厳しい審査基準をクリアした一流のヘッドハンターだけが登録しており、あなたの情報をしっかりと読み込んでスカウトメールを送って来ます。

したがって全く関心のないゴミのような求人を大量に送ってくるような某大手転職サイトとは違い、刺さりやすい案件を厳選して送って来てくれます。

私の場合、スカウトメールは初日に50通以上、その後は日に5通ほど届いていました。

 

当時私は、自分のことを何処の馬の骨ともわからない、まだ何者でもない人間だと思っていたので、こうしたメールでヘッドハンターから声をかけてもらっているうちに、なんだか何者かになったかのような、ひょっとしたら私は自分が思う以上に市場価値があるのではないか、なんていう気になったものです

そしてそれは実際にその通りで、普段自分の市場価値を確かめる機会なんてありませんので、実は外へ飛び出してみるともっと高く能力を評価してくれる場所が見つかるものなんだと実感しました。

自分で勝手に限界を決めて、選択肢を狭めなくていいんだ。可能性って広がってるんだ!」と感激したことを覚えています。

■夢が広がる感動をあなたも!ビズリーチ

ビズリーチの退会の方法

一般的に会員制サイトに登録するというのは、精神的にハードルが高いものです。

ましてや有料サービスとなるとなおのことハードルは上がるでしょう。

しかし退会方法さえ知っておけば、いざとなれば辞めてしまえば良いのです。

ただ、中には退会方法がひどく分かりづらかったり、ステップが多くて面倒にしているサイトもあります。

 

でもビズリーチにそんな心配は一切ありません。

退会方法はこちらからワンクリックで退会が完了できます。

もしくはトップページの「設定」から一番下の「退会ページはこちら」からでも同じページに遷移が可能です。

とっても明確・簡単ですので、ご安心ください。

まとめ

ビズリーチについて解説して来ましたが、いかがだったでしょうか?

一旦無料登録だけしておいて、どのような求人があるのかを少しずつ把握し、転職を本格化する際に短期間だけ有料会員になるというのが賢い利用法だと思います。

 

ハイクラス転職を希望されるならビズリーチが一番良い選択肢になるでしょう。

実際、私が外資系投資銀行に在籍していたときのビズリーチの評判は大変良く、同期も含めてほとんどの人がビズリーチで転職をしていました。

また、転職はしないまでもとりあえずビズリーチに登録だけしておいて、いつかくるやもしれない転職の機会に備えて準備をしている人も多かったです。

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■ビズリーチに登録したら株式会社ビズリーチの求人も来たよ、ビズリーチ!

さらに詳しく知りたい人へ

なお、更に詳しくビズリーチについて知りたい方は下記もご参照ください。

ビズリーチ創業者の南 壮一郎氏ってどんな人?

ここまで聞いてもやっぱりまだ「ビズリーチって実際どうなんだろう、良いのかな?」と思われる方もいらっしゃると思います。

ですが創業者の南氏について知るほど、ビズリーチがしっかりした会社、求職者に向きあったサービスだということが分かるはずですので、ここでご紹介させてください。

 

簡単に南壮一郎氏を紹介すると、「外銀バンカーを経て楽天イーグルスの創業に尽力され、その後自身の転職経験の不満から、ユーザー本位の転職サイトを自分で立ち上げちゃった方」です。

球団運営の黒字化は相当難易度が高いものですが、初年度から黒字化させた立役者であり、その手腕はビズリーチでも発揮されています。

2009年にビズリーチを立ち上げ、以来堅調に業績を伸ばしています。

海外育ちのスポーツ少年

少年時代にカナダで育ち、大学生時代もアメリカで教育を受けられました。

そこで得られた多様な価値観、アジア人としてアメリカエリート層にぶつかって突破していくガッツが、後の転職サイトビズリーチ創業の理念においても色濃く反映されているようです。

グローバルで活躍する父親から、幼少より「世界は広いぞ」と口癖のように聞かされていたとインタビューで語っています。

投資銀行時代 ~ 楽天イーグルスの創業

大学卒業後に外資系の雄であるモルガン・スタンレーへ就職します。

当時の日本では外資系投資銀行が黎明期でしたので、今ほど組織が成熟していない中で実に刺激的で多様な経験をされたようです。

 

その後、楽天の三木谷社長に直談判に近い形で楽天イーグルスの創業に参画されます。

開幕日は決まっている一方で、選手もスタジアムもスタッフもいないという絶望的な状況を、5ヶ月間不眠不休で東奔西走し、開幕にこぎつけたという豪胆・剛毅なエピソードがあります。

このときの経験が後の「最高の仲間と歴史を作る」というビズリーチのDNAに結びつきます。

ビズリーチの立ち上げは自身の経験から

ビズリーチ立ち上げのきっかけは、自身の強烈な不満体験からきていると語っています。

楽天を退職してから次の仕事探しのために転職活動をしていた際、1カ月に27人ものヘッドハンターに会ったそうですが、それぞれ紹介してくれる求人案件が違ったことで、「僕が本来持っている選択肢と可能性をぜんぶ見るまで、あと何人に会えばいいのか」と愕然とした、と語っています。

あまりにも仕事探しのプロセスが非効率、かつ不透明であることに不満を感じたそうです。

他にも、当時の転職活動の方法ではプロフェッショナル向けの求人情報がみつからない、非公開求人を持っている人にアプローチできないなど、レガシーで属人的な転職プロセスに疑問を抱きます。

 

「人生でもっとも大事な決断をしようとしているのに、この時代にこんなアナログで、こんな不便なことがあってもいいのか」

「日本の転職市場はまったく可視化されておらず、きっと他にも困っている人はたくさんいるはずだ」

 

そう考えた南氏は、求職者・企業(求人する主体)の双方がメリットを得られるようなプラットフォームを自分でつくろう!と思い至ります。

そうしてエグゼクティブ向け転職サイト「BIZREACH」が誕生しました。

今ではビズリーチ社自体が転職先として人気が高く、ビジネスプロフェッショナルを目指すビジネスマンや、将来起業を目指す学生がこぞって門戸を叩くようになりました。

転職界の小人が挑む超巨大市場

このように、創業者の南氏自身が転職を含めて自らの道・キャリアを切り開いて来ました。

ビズリーチは未上場にもかかわらずメガベンチャーへと成長しましたが、まだまだ巨人が跋扈する転職サービス市場ではいちベンチャーに過ぎません。

これからも真にユーザーに向き合ったサービスを提供し続けない限り、この先淘汰されてしまう市場です。

そういう意味でも、今後もビズリーチはユーザー本位のサービスを開発・運営し続けてくれると私は信じています。

クライアントとして投資銀行のバンカーにガツンと言っておきたいこと

2017年9月27日更新 2017年2月3日公開

さて突然ですが、案件の取れる投資銀行のバンカーとはどんな人でしょうか?

もちろんそこにはいろんなタイプがありますが、いずれにしても、クライアントの意を忖度(そんたく)できて信頼を勝ち取れるバンカーであることに異論はないでしょう。

そのためにはクライアントのビジネス理解は言うに及ばず、サービス運営者としての課題意識や組織体制、レポートライン、キーマンを把握することが肝要です。

そうでないと、案件が始まってもクライアントに振り回されて終わるだけになってしまいます。

 

しかし、往往にしてバンカーは事業経験がないものですから、事業会社の論理というものに疎いことが多く、実のところクライアントの信頼を勝ち得ているかというと、必ずしもそうとは言えません。

私は外資系投資銀行から事業会社のM&Aセクション(=経営企画部)に転職しました。

提案する側から一転、テーブルの反対側(提案を受ける側)に座ることになり、当初は不思議な感じがしたものです。

 

そんなハイブリッドな筆者が、両方を経験してわかった両者のギャップを記事にまとめてみました。

M&Aに携わる方々にとって相互理解の一助となれば良いなと思って筆をとった次第です。

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M&AのFAフィーって正直高いよね

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M&AのFA(=フィナンシャル・アドバイザー)って本当に必要なのでしょうか?

必要だとしても、本当に数億円払う価値のあるものなのでしょうか?

バンカーは、そのフィーが当たり前の水準だと思ってはいないでしょうか?

これについては、個人的には少々疑問を持っています。

 

では具体的に各DD(=デュー・ディリジェンス。買収前の精査のこと)にかかる料金をみてみましょう。

例えば企業価値100億円ほどの企業を買収しようとしたとき、財務、税務、法務、ビジネス、ITのそれぞれの観点でDDを実施します。

当然、対象会社の事業内容や子会社の有無、所在国、DDのスコープ(=対象範囲)、スケジュールなどで費用は変わってきますが、一例を挙げますと下記の金額感です。

  • 財務:1,000〜1,200万円
  • 税務:300万円~500万円
  • 法務:2,000万円~3,000万円
  • ビジネス:1,500万円~2,000万円
  • FA:1億円

 

いかがでしょうか?

FAの報酬だけ異様に高いですよね。

FAだけ1億円のオーダーの見積りがメイクセンスするかと言うと、やはり圧倒的に高く感じます。

 

もう少し正確に言うと、エクイティによるファイナンス案件のFAフィーが高いのは理解できます。

なぜならば株式の引き受けができるのは証券だけですし、マーケットの経済状況を一番正確に把握しているのは証券なのですから。

クライアントが自分で全部やるなんてことは出来ないわけです。

 

一方で、M&AのFAはどうでしょう?

一般的にFAの業務スコープは、①バリュエーション、②スケジュール管理、③各DD部隊のまとめ役、④相手側との交渉助言、⑤契約書の作成助言などです。

このうちバリュエーションのフィーは、例えば上記の買収サイズだと外資系投資銀行で3,000万円くらいです。

バリュエーションは数字を弾く投資銀行側がレピュテーションリスクを負う(=投資家に納得のいくロジックで算出しないと、後々株主から訴えられかねない)ことになるので、費用が高くなるのは納得できます。

でもそれ以外は最悪自分たちでもできますし、実際、M&Aに慣れた企業では自社のリソースでやっているところもあります。

イオンやソフトバンク、日本電産などがその例です。

 

要するに私が思うのは、バリュエーション以外の部分ってそんなに高額なフィーが必要なんだっけ?ということです。

だからこそM&A案件のFAについては、そうした批判を吹き飛ばすような付加価値を創出しなければなりません。

バンカー自身はそこを見ないフリをするので、クライアントはきっちりとフィーについて投資銀行と侃々諤々と交渉することが肝要です。

スケジュール通りに進むことなんてことは100%あり得ないから!

ソフトバンクや楽天、サイバーエージェントなどのようなオーナー企業でない限り、何をするにしても事業会社には調整が必要になってきます。

その役割を担うのが経営企画部です。

タスクに優先順位を付けて取捨選択をし、交通整理をするのですが、それはまさに内閣総理大臣(=社長)に付く官房長官のようなものです。

 

案件の方向性を固めて関係各所に根回しをして、そして地道にコンセンサスを取っていく必要があるのですが、関係者が増えるとみんな好き勝手言うものです。

それをひとつひとつ紐解いて整理する作業は大変に骨が折れるし、ひとたび舵取りを誤れば即その場で案件がブレイクするような、まさにナイフエッジを歩いているような緊張感があります。

その作業には胆力と、相応の時間がどうしてもかかってしまいます。

結果として、どれだけ綿密に組まれたスケジュールでもすぐに綻(ほころ)び始めてしまいます。

スケジュールを引いたときには想定していなかったような事態が必ずと言って良いほど出てきます。

十分なバッファを設けていると思っていてもすぐに吹き飛んで枯渇するのです。

こうした事態を完全に避けることは難しいまでも、せめて破綻しないようハンドリングするためには、エクセキューションの経験を積むということ、場合によっては要望を突き返すという強い覚悟が事務局には必要です。(もちろん相応のロジックがあった上で)

 

あと、「誰がそれをジャッジするのか」を明らかにしておくことも大事です。

社長が良いと言えば進められるのか、事務局判断で構わないのか、社長より上の取締役会決議が必要なのか、あるいは法務確認で済むのか、弁護士にレターをもらうところまで必要になるのか。

その責任の所在が明らかでないと、実はそれを決めるのは別の人だった、ということが後で判明して、また決議を取りなおすという二度手間が発生することになるのです。

 

このように、オンスケで事態を進めることが難しいことはご理解いただけたと思います。

バンカーが、スケジュール通りに進むようクライアントやカウンターパートのFAに発破をかけることは簡単です。

ですが、そういった事業会社の事情を理解していない言葉がどれだけ響くものでしょうか?

残念ながらそれでは良いバンカーとは呼ばれません。

トップセールスをしたらソフト出禁になるかもよ

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案件獲得に向けて、投資銀行各社は営業をかなりアグレッシブに行います。

投資銀行はフローのビジネスですので、常に案件を獲得し続けないといけません。

そんな中、クライアントにとても嫌われるセールスが存在します。

案件を取りたいがために安直に手を出すと、最悪二度と機会を与えられない劇薬の手段、それが「トップセールス」です。

 

トップセールスとは、案件獲得を企図して現場を飛び越えて上層部から崩そうとアプローチをすることです。

つまり経営企画部や財務部に案件の営業をかけつつ、さらにその上の社長や会長にコネクションのある筋を使って、どうにかコンタクトして案件を売り込むことを言います。

なんとしても案件を取りたいというバンカーの気持ちは理解できますが、トップセールスがあると社長から「○×証券から、例の買収案件のFAに是非うちをリテインしてくれと言って来た。なんとかならないか?」という事態になり、現場が大変に混乱します。

現場の考えと同じ提案が売り込まれたのなら全く問題はないのですが、そうではない場合にはどこにも角が立たないように丁重に断らなければならなくなってしまいます。

つまり社長の顔に泥を塗らないよう、きちんと、詳細に、納得感のある説明を用意する必要が出てくるのです。

そうすると現場には余計な作業が発生しますし、時間も必要です。

だからマジでそういうのやめて。

空中戦に持ち込むような行儀の悪い売り込み手段をとらず、正々堂々案件の質で勝負してほしいと現場は思っています。

 

それを知った上で、それでもやはりどうしても案件が欲しくて空中戦に持ち込みたいのなら、それはもう仕方がありません。

ただ、やるからには次はもうない(もう2度と声が掛からない、ソフト出禁)という覚悟でやって欲しいと思います。

事実私も経験しましたが、もう二度とその投資銀行を使うことはないでしょう。

主幹事なら責任持ってよね

あなたが投資銀行のバンカーだったとしましょう。

例えばM&A案件があったとして、バイサイド(=買主側)もセルサイド(=売主側)もあなたの証券会社が主幹事(=銀行で言うメインバンクみたいなポジション)を務める企業だったとしたら。

あなたはどちらのFAにつきますか?

 

そうですよね、そりゃぁ確実にアドバイザリー・フィーにありつけるセイルサイドに付きますよね。

バイサイドについたら、その案件がブレイクしたらフィーはもらえませんが、セルサイドならどこかの企業が買ってくれればフィーが入ってくるわけですから。

 

では、セルサイドが未上場、バイサイドは上場会社で10年来主幹事を務める太客だったらどうでしょう?

 

なかなか意見が分かれるところでしょうか。

未上場会社側に付いたとして、今後のIPOで主幹事になれば後々莫大な利益を手に入れられますから、それもアリでしょう。

しかし、IPOなんて水物ですので、吹けば飛ぶベンチャーが市況に負けずIPOにありつけるなんてことはそう確度高いものではありません。

しかも本件のM&A後にIPOを目指すでしょうか?

目指したとしても当分先のことでしょう。

 

そういった中で、目先の利益を取ることを優先してあなたがセルサイドに付くならば、一定のリスクを覚悟せねばなりません。

つまり、バイサイドの上場会社としては当然自分たちのことに詳しい(=主幹事)あなたの証券会社にFAとして付いてもらえることを期待していたわけです。

それがある意味裏切られている状況です。

そんな中で案件がブレイクしたら、「こんな会社紹介してくるんじゃねぇよ。しかもカウンターパートのFAに付きやがって」と内心思うわけです。

 

当然、今後その証券会社との関係性を見直す向きが出てくるでしょう。

例えば、毎期行っている自社株買いを別の証券会社にお願いしようとか、今後の資本政策・M&A案件の相談は別の証券会社にも相談してみようとか。

そうしたレピュテーションリスクを背負うことになるということを覚悟する必要があります。

 

要するに、短期利益のために動くと損するかもよ、というお話でした。

そういう決断をついしてしまうバンカーや投資銀行は継続的な案件受注は難しいと言わざるを得ません。

M&Aに慣れていない会社は意思決定が煮え切らない

当然といえば当然なのですが、M&Aに慣れていない事業会社だとどうしても意思決定が慎重になる傾向があります。

例えばDDをするだけでも1億円とかかかるものですから、売上数百億円の会社にとっては決して小さくない出費を前にビビってしまいます。

だからマネジメントはDDに入る前に、DDに進めるべき案件かどうかを経営企画部に精査させようとしたりします。

しかしこれでは、DDをするべきか否かを調べるためにDDをする、というような本末転倒な状態です。

本来LOI(基本合意書のこと。法的拘束力のない書面で、「私たちはいつまでに貴社をいくらくらいで買おうと思ってます」ってことが書いてある)を出した時点でDDはやる前提のはずですから、提出後にそんなことをやっているようではダメですよね。

これでは無為にスケジュールを圧迫して、いつまでたってもプロセスが進みません。

そうこうしているうちにじわじわとバッファーを食い潰し、カウンターパートのFAからは「まだDD体制が構築できないのか」と詰め寄られ、マネジメントからは「こんなタイトなスケジュールでは結論ありきのディールになるではないか。案件の是々非々を見極めるためにも余裕のあるスケジュールを引き直すべきだ」と突っぱねられてしまうのです。

 

ですが、それは仕方のないことなのです。

慣れていない事業会社がプリンシパルの場合は、そういった事態が十分に想定できるので、バンカーとしては予め予防策を貼っておくことが肝要です。

例えばスケジュールにバッファーを持たせる、できるだけ具体的にクライアントのTo Doリストを作成してオンスケで進むよう細かくハンドリングする、コミュニケーションを密に取ってプリンシパルの疑問点は先手先手で潰す、などは考えておいた方が良いでしょう。

ときにはマナー違反もするよ

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ディールには、円滑なエクセキューションを行うためにマナーがあります。

例えば、FAに黙ってこっそりプリンシパル(=買収会社、被買収会社)同士でコミュニケーションすることは御法度、マナー違反とされています。

なぜならFAの知らない事項が存在すると、プロジェクトの進行の妨げになるからです。

 

ですが実際はそれをしていることはあります。

可及的速やかに確認しないといけないことや、FAを通すと変にバイアスがかかる可能性がある事柄など、特別な事情がある場合はFAに黙ってコソッと直接やりとりするという判断もありえます。

後者については例えば、バリュエーションやクロージング日の延長の相談など、場合によってはディールがブレイクするかもしれないようなシリアスな話の場合、FAとしては案件が無難にクロージングする方向に誘導する可能性があります。

なぜならばFAのフィー体系は基本的に成果報酬型であり、ディールが無事クローズしない限りフィーの大部分が入ってこないためです。

「FAにはバイアスが必ず働く」とは言い切れませんが、少なくともプリンシパル(=買収者および被買収者のこと)の目にはそう写ってしまいますし、どうしても疑念を払拭しきれないものです。

ビジネスDDが必要な場合、FAの選択肢は限られる

M&Aを検討する際、自分たちで対象企業の事業計画の蓋然性を確認できないというケースがあります。

例えば「事業領域の半分は既知の分野だけれども、残り半分は全然土地勘のない事業をやっている会社を買収する」なんていう場合、よく知らない事業について自社リソースだけで市場性や収益性等を細かく細かくブレイクダウンして、ヒアリングを重ねるなんていうことはなかなか難しいものです。

 

そんなときはいっそのこと、外注するということはひとつの選択肢になります。

例えば外資系コンサルとか、会計系コンサルとか。

そういった点に鑑みると、コンサル部隊を持っている外資系M&Aファームは提案力が強くなってきます。

なぜならば、例えばBCGとかマッキンゼーとかのコンサルに頼むのはアリなのですが、①案件規模が小さいと依頼を受けてもらえない可能性が高い、②ビジネスDDだけ別企業に切り分けるのは管理が面倒、などの問題が出てきます。

 

ではFAでビジネスDDを依頼できるところはないか、と考えるでしょう。

確かに無いこともないのですが、例えば海外事業のビジネスDDとなった場合、野村も大和も総研を使えるものの、いずれも海外基盤が弱いというところに不安が残ります。

そうなると、デロイトやKPMGが最強ということになります。

なぜなら彼らはコンサル部隊を持っており、海外に拠点もあります。

更に、法務除くすべてのDD(FA、財務、税務、ビジネス)をパッケージで依頼することができ、タイトなスケジュールでもコミュニケーションロスを発生させずに安心して任せられるからです。

クライアントになって初めて気づいたトータルソリューションの強み

DDをパッケージで依頼できるという点はバンカー目線ではあまり意識したことがなかったのですが、クライアント側に立ってみて初めてその強みに気付かされました。

まず、一般的にDDは関係者が多くて管理が大変なのですが、上述したとおり窓口がひとつで済むのでコミュニケーションが取りやすいです。

例えば事務的なところで言うと、DDをアサインする企業とは秘密保持契約書や業務委託契約書を結びますが、パッケージの場合は契約は1社で済みます。これが会計事務所もコンサルも投資銀行も入ってきた場合、何通も書類のやり取りをせねばならず煩雑です。

 

また、通常各専門家チームとのコミュニケーションは企業間のコミュニケーションと同義ですが、パッケージの場合、彼らにとっては社内打ち合わせのようなものなのでコミュニケーションが早いです。

 

あと、まるっと依頼すれば、その分フィーについて交渉の余地が大きくなります。

つまり安くあがる可能性が高いということです。

 

会計系だとこのようにパッケージの強みがあるのでクライアントにとっては心強いです。

私は実務で身に染みました。

 

ただ、デメリットを挙げるとすれば、FAについては実務経験が投資銀行ほど豊富ではない可能性があるという点でしょうか。

リーグテーブルの上位は当然投資銀行が総なめしていることからもお分かりかと思います。

例えば上場企業であれば、IR上はどういうメッセージを投資家に出すべきかアドバイスしてくれるのか、東証への提出物や折衝のアレンジまで手を回してくれるのか、などかゆいところに手が届くかというと、そこまでは期待できないかもしれません。

御用聞きのバンカーのままじゃ、いつまでもディールは獲れないよ

イケてないバンカーが営業のアポで来社すると、

  • 「M&Aはお考えですか?」
  • 「どういった業種の企業をお探しですか?」
  • 「既存事業とのシナジーってどういうものをお考えですか?」
  • 「ちなみにバリュエーションの規模感っていくらくらいで考えてますか?」

などと訊いてきます。

細かくリクエストをヒアリングし、後日その条件に当てはまる案件を探してアポを取ってくるのです。

 

が、経営企画部では、このようなバンカーと会うのは残念ながら時間の無駄だと思っています。

経営企画部の業務内容をきちんと理解していれば、こんな三河屋のサブちゃんのような御用聞きのマネが、いかに鈍い営業かがお分かりいただけると思います。

(一橋大法卒 → サントリー → 三河屋のエリートを捕まえて愚鈍とは恐れ多いのですが、あくまでいちメタファーですので気にしないでください)

 

つまり経営企画部としては、マネジメントの想いや市場からの期待値がまずあって、そこから業績目標が定まり、そのための全社戦略があって、詳細に因数分解したKPIに落とし込み、その戦略の一環で外部からの成長取り込みを検討するという、このコンテクストの中でM&Aを語らないと、経営企画部としては役員会でその目的合理性を主張できないワケです。

だから見かけ上は条件に合ってそうな案件をパラパラと持ってこられても、大局的に見て「なんで今その企業をそんな値段で買うんだっけ?」というシンプルな問いに対抗できないのです。

でも悲しいかな、そういうバンカーに限って手ブラで案件ヒアリングと称した面会を求めてきます。

 

一方で、一流のバンカーは違います。

スライドの本題の最初の章は「貴社M&A戦略に関する理解」から始まっていて、マーケットの分析 → 直近決算のまとめ → 競合の分析 → 貴社の課題 → ソリューション(=この場合M&A)という流れでしっかりと分析をしてきます。

かかる後に、買収候補企業のご紹介(いわゆるロングリスト)へと続くのです。

 

こうした分析をきちんとした上でオリジネーション(=提案)するのがまともなバンカーなのですが、残念ながら数打ちゃ当たる精神でテンプレのピッチ(=提案資料のこと)を作って、表紙の「◯◯株式会社 御中」の◯◯の部分だけを変え、手当たり次第の会社に提案しにいく投資銀行があるのも現実です。

その辺はやはり中堅証券や中小仲介会社はどこもそんな提案が多いです。

また、大手の日系証券ですら、同じ案件を各社入れ替わり立ち替わり提案してくることもあります。

他社と同じ案件を提案してくるということは、そのバンカーには付加価値がないということですので、危機感を持たねばなりません。

最後に

いかがだったでしょうか?

冒頭の通り、私は投資銀行からIT企業の経営企画部に転職しました。

カウンターパートに就いて初めて気が付いた、「バンカーって意外と分かってないなー」なことをまとめてみました。

バンカーの方はこれを読んで少しでも事業会社に優しくなって欲しいし、事業会社の方は投資銀行に任せきりにするのではなくて主体的にプロジェクトをハンドリングしようと思ってもらえる、そんな記事になれば良いなと思ったところで、これにて筆を置かせていただきます。

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2017年9月25日更新 2017年1月22日公開

投資銀行業界を語る上で、切っても切れないのが米国のモルガンファミリーの話。

米国の金融界に絶大な影響力をもってきました。

そのファミリーのうちのひとつ、JPモルガン証券といえば老舗投資銀行にも関わらず近年メキメキと頭角を現しており、リーグテーブルの上位につくことがもはや珍しくなくなってきています。

日本でも東大・京大をはじめ、たくさんの優秀な学生が毎年その門戸を叩いています。

 

本稿では、そんなJPモルガンについてどこよりも詳しく解説していきたいと思います。

なお、その他の投資銀行については下記にまとめています。

ゴールドマンサックス
モルガンスタンレー
メリルリンチ
野村證券(投資銀行部)

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JPモルガンの初任給は700万円スタート

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JPモルガンの新卒初年度の年収は700万円スタートになります。

これは、実力の伯仲するゴールドマンサックスやモルガンスタンレーが750万円以上なのに比べるとやや低いスタートといえます。

とはいえ国内トップである野村證券のグローバル採用が650万円スタートですし、シティバンクなども700万円スタートなので、ファーストティアよりは劣るものの、日系よりは高く、セカンドティア水準以上といえます。

JPモルガンはどのくらい激務なのか?

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ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーと並んでファーストティアで括られるJPモルガンですが、当然、レッドオーシャンをサバイブするための激務さ加減もトップクラスになります。

とはいえ、JPモルガンの激務さ加減は部署に拠るところが大きいです。

 

例えばJPモルガンの投資銀行部門は言うに及ばず激務になります。

他のファーストティアと同様、多数の案件を抱えるJPモルガンの投資銀行部も3時間睡眠は当たり前です。

案件についてもう少し触れると、JPモルガンは、元は商業銀行を母体としています。

そのためエクイティ性、デット性両方のファイナンス案件に強いです。

実際、グローバルネットワークを利用したクロスボーダー案件を多数こなしてきました。

ゆえにM&A以外のディールも多数抱えており、特にカバレッジバンカー(=M&Aやファイナンスの専門部隊のバンカーではなく、クライアントと直接対峙する担当バンカーのこと)は大変忙しい部類になります。

 

なお、JPモルガンのオフィスは東京丸の内のTOKIAに入っており、電車の改札から若干遠いのがたまに傷です。

同じ丸の内でも、シティバンクなどは新丸の内ビルですので、オフィスは丸の内線改札目の前になりますから、朝は分単位でギリギリまで寝ていても大丈夫(?)という謎の安心感があります。

JPモルガンのオフィスは丸の内線改札から遠いのが難点ですが、その分まさかの京葉線(=京葉線東京駅は東京ではなく有楽町駅だといわれるほど遠いのです)が非常に近いため、ジュニアにとっては銀座や八丁堀に住みやすく便利です。

投資銀行業界の激務さ加減についてはこちらの記事もどうぞ。

www.highclass-jobchange.com

◾️TOKIAの立地は絶妙に不便、ビズリーチ!

東京駅界隈では三つ巴の合コン事情

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東京駅付近には外資系投資銀行のオフィスが林立しています。

JPモルガン、モルガン・スタンレー、シティバンク、メリルリンチなどが合コンにおけるビッグディールでトップレフトの座を虎視眈々と狙っています。

中でもモルガン・スタンレーは確かに東京界隈で強いのですが、立地が大手町という若干レガシーな企業群に埋もれていて競争劣位になります。

生粋の丸の内育ちであるJPモルガンとシティはその点を競争優位として、主にキラキラ系女子を狙っているように見受けられます(主観です)。

いずれにせよJPモルガンの名は合コン女子の間でよく知られていますので、安心して積極的に名乗っていきましょう!

日本におけるJPモルガン

日本においては業務別に会社が分かれています。

  1. JPモルガン証券株式会社
  2. JPモルガン・チェース銀行東京支店
  3. JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
  4. JPモルガン信託銀行

これら4社が各々の業態範囲に応じて投資銀行業務、トレジャリー、証券関連サービス業務、資産運用業務などを受け持っています。

 

日本での投資銀行業務はJPモルガン証券が担っています。

日本ではリテール業務ではなく、金融機関や事業法人といった金融・企業財務のプロを相手に事業を展開しています。

具体的には、M&Aアドバイザリー業務、株式・社債の発行やシンジケート・ローンなどを通じたクライアントの資金調達の支援をしています。

いずれも事業および財務戦略のオリジネーション(=提案)からエクセキューション(=案件の執行)まで一貫したサービスを提供しています。

JPモルガン証券は国際規模で多くの大型M&A案件を手がけてきましたが、日本国内でも企業価値の最大化を目指す近道の手段としてM&Aがクローズアップされ出したのに呼応して、さまざまな案件に関わるようになりました。

日本企業のM&Aで高い評価

JPモルガン・チェースにとって、JPモルガン証券を通して行なっているM&A業務は最も重要な業務の一つです。

グローバルで数多くの大型案件を手がけていますが、日本でも企業価値を効率的に高める手段として代表的なM&Aに携わり、マーケットから高い評価を得ています。

 

例えば国内の有名案件ですと、2007年6月に発表された味の素によるカルピスの完全子会社化、2007年2月にカゴメによるアサヒビールへの第三者割当増資でもM&Aアドバイザリーサービスなどがあります。

また、業界再編に関連した事例として、2011年9月発表の新日本製鐵による住友金属工業の経営統合や同年11月発表の東京証券取引所グループによる大阪証券取引所との経営統合などがあります。

また、東日本大震災の復興に関わる事例としては、2012年の原子力損害賠償支援機構による東京電力の総額1兆円に上る優先株引き受け案件にも取り組んでいます。

 

日本企業のクロスボーダー案件においても、2007年4月の古河電工による米OCP社株式の売却、また西武グループによる六本木プリンスホテルの売却、楽天によるTBS株式買付け提案におけるTBS企業価値評価特別委員会に対する助言、2012年のエクソンモービルコーポレーションによるエクソンモービルの東燃ゼネラル石油への売却(総額39億ドル)、2011年5月発表の東芝によるランディス・ギアの買収(総額1,863億円)などがあります。

JPモルガンのグローバル・ネットワークの活用は、今後いっそうの増加が見込まれます。

◾️クロスボーダー案件に強いのがグローバルバンクの強み、ビズリーチ!

メガバンク3行の資金調達を担当するなどファイナンスでも存在感

株式資本市場業務では、顧客の資本・資金調達や新規株式公開などの資本政策に関する助言およびデリバティブ等を使った幅広いソリューションの提供、またこれに伴う取引を執行しています。

具体的には、2008年以降、日本のメガバンク3行の資金調達案件6件中5件を担当した唯一の外資系投資銀行がJPモルガンです。

 

事業法人に関しても、2009年7月の全日本空輸(総額1,489億円)、2010年7月の国際石油開発帝石(総額5,422億円)、2012年3月のマツダ(総額19億ドル)、2012年7月の全日本空輸(総額1,840億円)等のグローバル・オファリングにおいてブックランナーを務め、日本におけるマーケットリーダーとしての地位を築いています。

 

また、記載市場をリードする案件も数多く手がけています。

三菱地所債、住友電気興業債、東京急行電鉄債など、記載頻度の高い国内発行体による起債で主幹事を務め、着実に引き受け実績を伸ばしています。

 

また、海外発行体が日本市場で円貨建資金を調達するサムライ債の分野においても、年々その存在感を強めており、米国、フランス、韓国、タイなど様々な国から数多くの発行体を日本市場に紹介することに成功しています。

日本企業の外資調達でも高い実績

さらに、2012年7月に発行された武田薬品工業による米ドル建て無担保普通社債(総額30億ドル)や、NTTファイナンスによる米ドル建てシニア無担保社債(総額5億ドル)など、日本企業による海外市場での外貨調達においてもトップクラスの実績を誇っています。

【番外】巨大再編で誕生したJPモルガン・チェース

JPモルガン証券率いるJPモルガン・チェースですが、シティ・グループやバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)と並ぶ、米3大メガバンクの一つです。

今やバンカメを抜いて、米国最大の資産を擁する巨大銀行となっています。

今ではニューヨークに本拠を構える世界有数の銀行ですが、これまで激動の時代を生き抜くための大型の合併を経て誕生した複雑な歴史があります。

 

JPモルガン・チェースは金融機関3社の合併によって誕生しました。

一つ目はJPモルガン(旧モルガン商会)です。

JPモルガンは、元を辿ると1838年にジョージ・ピーボディがロンドンに商業銀行を設立したことが始まりです。

その後、1861年にニューヨークにJ.P.モルガン・アンド・カンパニーを設立しました。

1864年にJ.S.モルガンがJ.ピーボディが設立した商業銀行を買収し、J.S.モルガン商会と改称しました。

モルガン商会は欧州債権を米国で販売したのを足がかりとして、鉄鋼などの基幹事業を買収するなど頭角を現してきた投資銀行集団です。

ところが米国において1935年に①銀行業務と証券業務の兼業禁止、②銀行による株式保有の禁止などを制定したグラス・スティーガル法が施行されました。

これによって商業銀行と投資銀行は分割されることとなり、JPモルガンも例に漏れず商業銀行の選択を余儀なくされました。

なお、このとき債権引受部門を引き継いだのが現在のモルガン・スタンレー証券になります。

 

二つ目のチェース銀行は、ニューヨーク市の水道供給会社を母体とした銀行になり、合併3社の中では最も歴史がある伝統企業です。個人向け金融業を得意としていました。

 

また、三つ目のバンク・ワンはオハイオ州で設立された銀行になります。

買収によって拠点網を広げ、リージョナルバンクとしての地位を固めていきました。

 

2000年末、規模の拡大と資本力の強化を目指していたJPモルガンと、投資銀行業務の拡大を模索していたチェース・マンハッタンが合併を発表し、まずJPモルガン・チェースが誕生しました。

さらに2004年7月、個人部門の強化を企図して中西部で地域金融機関を次々と合併して巨大化していたバンク・ワン銀行と合併し、今日のJPモルガン・チェースとなりました。

総資産は全米3位の総合金融機関

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現在のJPモルガン・チェースは、商業銀行と投資銀行、さらにはプライベートバンキングも扱う巨大総合金融機関に成長しています。

その拠点網は、欧州・中近東・アフリカの25カ国を中心に、北南米10カ国、アジア・太平洋16カ国に広がっています。

グループの中核はJPモルガン証券

一般的にJPモルガンと呼ばれていますが、正確にはJPモルガン・チェースは持株会社です。

その傘下に、

  1. 商業銀行業務および個人金融業務を行うJPモルガン・チェース銀行
  2. 投資銀行業務および証券業務を展開するJPモルガン証券

がぶら下がっています。

 

なかでも中核になっているのが、持株会社JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーのグループ子会社であるJPモルガン証券です。

JPモルガン証券は政府系機関、機関投資家、事業法人などを相手にM&Aアドバイス業務、資金調達、マーケット・メイキング、リスク管理、外国為替といった商品・サービスを提供しています。

とくに投資銀行業務におけるM&Aアドバイザリー業務は最も重要な業務の一つとして位置付けられています。

 

JPモルガン証券は、2007年の金融危機以降、買収により急速に勢力を拡大しました。

2008年には当時米国5位だった老舗投資銀行のベア・スターンズ(総資産3,945億ドル)を買収しました。

この寄与もあり、以降は投資銀行業務のグローバル総合リーグテーブルでトップクラスを維持しています。

最後に

一般的に毛並みが良いとされるJPモルガンですが、その誕生には数多くの激動をくぐり抜けてきたタフさ、したたかさがあります。

投資銀行部にもその血脈が受け継がれており、途中で飲み込み取り込んだベア・スターンズも含めて国内での存在感は大きいです。

リーグテーブルにおいて年によってトップを獲得することも珍しくなくなりました。

転職・就職するならファーストティアのJPモルガンは良い選択肢といえるでしょう。

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ゴールドマンサックスモルガンスタンレーメリルリンチ野村證券(投資銀行部)

外資系投資銀行のボーナスと給料の使い道とは?【超高給】

2017年9月27日更新 2017年1月21日公開

高給で有名な外資系投資銀行ですが、実際の所、お金の使い道はどうなっているのでしょうか?

ただでさえ月給が高いのに、新卒ですら百万円単位のボーナスが懐に入ってきます。

貧乏だった学生時代から一転、突然諭吉さんが大隊を組んで我が家にやってくるのです。

彼らが一体そのお金をどのように使うのか、その使い道は気になるところですよね。

なかなか人によってキャラが分かれるので一概には言えませんが、実体験と周囲からよく聞いた話を元にまとめてみました。

なお、そもそも投資銀行の年収についての説明は下記の記事が詳しいです。

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バンカーに倹約するという発想はない

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一般的に、バンカーに「倹約」の2文字は似合いません。

そもそも倹約家は、投資効率について助言する側のバンカーを目指さないからです。

 

また、仮に給与を資産形成にまわしている場合でも何かしらのアセットを保有する(投資活動をする)ことになります。

マーケットのプロフェッショナルであるバンカーが、超低金利に甘んじて貯蓄を選択し、死に金のまま放置しているわけがないのです。

 

投資にしろ、浪費にしろ、資金を回すことを第一に考える癖がありますので、死に金を見ると据わりが悪いというか、"なんだか妙に気持ち悪い"のです。

バンカーのお金の使い方

では実際にどういったお金の使い方をするのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

1. 家を買う

お金ができるとバンカーはタワーマンションの一室を買いがちです。

既婚者に多い傾向があります。

新卒3年目で7,000万円だか8,000万円だかのタワマンを買っちゃうわけです。

本人から聞くに、そのほとんどを頭金としてキャッシュで払ってしまうので、ローン負担はそんなにないようです。

マイナス金利も影響し、近年の住宅ローンは条件がよく、積極的なローンの利用をする向きもあるようです。

 

購入したマンションは、自分で住むケースもあれば投資用で購入するケースもあります。

自分で住むために購入するケースでも、気に入っている間はそこに住んで、飽きたりもっと良い物件が見つかったらマンションを売却して買い換える、そういうつもりで購入するケースが多いです。

投資用マンションのセールスマンにご注意!

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また、投資用物件に関しては、デスクで仕事をしていると斡旋電話がよくかかってきていました。

四半期に一度は電話での勧誘があったでしょうか。

セールスの電話だとわかれば即切り上等なのがバンカーなのですが、彼らは非常に巧みな話術で受話器を置かせまいとしてきます。

 

一例ですが、彼らは第一声で会社の名前の正式名称を名乗りません。

だいたいアルファベット3文字くらいの略名で名乗ってきます。

こちらとしてはそんな名前のクライアントは掃いて捨てるほどいるので、ついつい本題を聞いてしまいます。

例え怪しいと思ったとしても、上司のクライアントかもしれないという可能性がある限り即切りできないということを知っているのです。

 

また、彼らは一人でも名前と電話番号が一致している社員を知っていたら、その電話番号の下一桁を順番に変えて電話してきます。

隣のデスクで電話が終わったら、その隣の電話機が鳴るということです。

 

ではどうやって彼らはその社員リストを手に入れるのでしょうか?

それは、たいてい入社時研修では受電の際には「お待たせいたしました。〇〇(会社名)の△△(名前)です。」と名乗るよう教育されるものですから、特に若手は開口一番ついつい名乗ってしまうという習慣を悪用するのです。

その時の名前と電話番号を記録しており、数ヶ月に一度その番号と周辺の番号に電話してくるというわけです。

 

電話口から聞こえる声は怪しい人間というよりもむしろ、どこかエスタブリッシュな雰囲気がありました。

インポライトな態度をとるクライアントは投資銀行にいないので、そんなそぶりを見せようものなら、バンカーから即切りされてしまうわけです。

 

また業界知識が浅かったり、言動含む所作が洗練されていない場合、バンカーの信用を得ることも叶わずコンバージョンまで至りません。

そうして飛び込み電話といえど、富裕層向けのセールスを心がけているであろうことは明白です。

事実、必ずしも粗悪な物件を販売しているわけではなく、財閥系列と取引もあるような会社なのでうまく付き合えば良い物件を斡旋してくれることもあるようです。

とはいえ、当時は誰がこんなクソ忙しい時にかけてくるセールス文句に乗るんだろうか心底不思議に思っていましたが、実際に会って投資用物件を購入している同期がいて驚いたことも笑

 

余談ですが、物件を購入する際、企業価値算定で培った能力を遺憾無く発揮して、独自で物件価値を算出して金額の合理性を確かめるという業界あるあるがあります。

毎年の経済的ベネフィットから①管理・維持費、②ローンによる資金調達コスト、③税金関係、④上物の減価償却費を差っ引いて、適切な割引率で現在価値に割り引いて合算、フェアバリューを求めます。

また、類似物件のトランザクションを基に、築年数や立地、面積等を勘案し、フェアバリューを求めます。

それらを比較して総合的に取得価格の適正価格を算出するわけです。

2. 高級タワーマンションに引っ越す

新卒ですらだいたい家賃15万円、3年目までの一兵卒(アナリスト)で30万円に届きます。

タイトルが上がると拘束時間や資金に余裕が生まれるため、職場より距離が離れる傾向にあり、より住環境の良い高級住宅街に住むようになります。

男女問わず30歳まではシングルのケースも多く、お金に余裕があるので住みたいところを見つけては身軽に引っ越す傾向があります。

3. 車を買う

都内は駐車場代だけでも高いです。

しかもバンカーはオフィス近くの一等地に住んでいるため、駐車場代だけでも毎月10万円近く必要です。

 

もともと移動手段にさほど苦労しないような、運転しなくて良い環境で住んでいるので、車の運転が上手くないケースが多いです。

それでもあえて買うのは、車が好きというよりもモテたい衝動が強いためです。

それゆえ購入する車種はファミリーカーではなく、スポーツタイプの2シートやギリギリ4シートを買いがちです。

そうするとオートマではカッコがつかないためマニュアル車を選ぶのですが、上手くなるまで人を乗せられません。

一方で、練習する時間を定期的に取れる仕事ではないので、いつまでたっても上手にならないというジレンマと戦うことになります。

 

車を所有人たちの中でも特に重厚長大な産業製品を扱う企業群、いわゆるインダストリアルセクターを担当するセクターバンカーは、カバレッジ(=担当)している企業の車を買うことも多いです。レクサスなどはその典型です。

4. 合コンで奢りまくる

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外資系投資銀行で独身となると、休日の過ごし方として合コンに出陣する機会が多いです。

銀座、麻布、六本木、恵比寿界隈を縄張りとして、高級レストランやバーで女性をエスコートする責務を背負います。

当然、見送りの際のタクシー代まで含めて支払いはバンカーの奢りです。一晩で諭吉が何人も飛び立って行きました。

 

なお、バンカーには地方出身者も多いため、若手の内は東京の大学出身のイケてる同期が情報収集を担当します。

その点、やはり慶応はとりわけ頭抜けてイケています。

銀座に新しくミュージックバーがオープンしたとあれば下見に行き、赤坂のとあるレストランが有名だと聞きつければ偵察に出かけます。

合コンは容姿や話の内容だけでなく、女性幹事とのコミュニケーションから始まって店舗選び、料理のチョイス、2次会の手配、見送りなどなど、ファシリテーションやアテンドにおいて女性陣からの評価が大きく左右されるプロジェクトです。

これはまったく普段の業務で求められる能力と同様です。プライベートと侮るなかれ、普段の仕事のクオリティが問われるところです。

 

なお、若手としては1年でも先輩を巻き込んで開催するのがコツです。

先輩はどんどん若い女性との接点が細っていくため、先輩が多めに支払ってくれるからです。

一人3万円くらいで収まることが多いですが、5~10万円くらいは気前よく負担してくれます。

5. 旅行で散財する

バンカーは海外旅行が好きな人が多いように見受けられます。

できるだけ多様な価値観を持ち合わせた人材を採用しているということも関係していると思われます。

英語に苦労しない人材という意味でも当てはまるでしょう。

 

投資銀行業務はクライアントから求められる期待が大きい業務のため、ストレスフルな面はあります。

そうなると休暇でリフレッシュをしたいところで、その際はお金の心配よりも余暇の満足度の高いことの方が優先されます。

「とにかくまぁお金は一旦置いといて、パーっと行きたいよね」ということです。

 

なんとか仕事を片づけて、年に一度くらいは5営業日の連休をとって海外旅行に行く。

そこでは効用の高い、満足感だけをKPIとして、ただひたすらやりたいことだけを片っ端から貪っていく。

そんな旅行をすることもあります。

ギャンブルをする人はほとんどいない

バンカーは仕事柄、時間的金銭的な投資対効果を徹底的に叩き込まれます。

そのため、ギャンブルはIRR(投資収益率)が非常に低く、ベットする価値がないことを十分すぎる程理解しています。

余興としてカジノで嗜むことはありますが、競馬やパチンコといったギャンブルに傾倒する人はまずいません。

使う暇なく貯まっていくことも

ただ、なにせ使う時間がないという問題があります。

こればっかりはどうしようもありません。

 

また、使う理由もないというケースもあります。

マンションなんて買っても流動性ないし、住みたいところを転々とする方が良いじゃないか、だから賃貸で特に困らないとか。

実家が都内の一等地で職場からも近い子息子女とか。

なんとも羨ましい悩みですが、そういうバンカーもいるにはいます。

お金があっても株式投資ができない

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これは非常に大きな点ですが、インサイダー情報を多数扱う投資銀行では、株取引やFXなどは基本的に内規で禁止されています。

証券口座すら持つことが許されません。

すなわち、バンカーの資産運用の選択肢がとても限られるということです。

ないこともないのですが、NISAは少額すぎますし、確定拠出年金制度も選べる信託が限られる上に受け取れるのは定年後です。

あとは従業員持株会くらいでしょうか。

いずれにせよ投資の自由度や融通の利かないものばかりです。

使いきれないお金はいっそ投資に回せたら、と何度夢見たことかわかりません。

最後に

以上、外資系投資銀行のボーナス・給料の使い道をご紹介しました。

もちろんここで紹介しなかった使い道というものはいくつもあります。

ただ、あまり一般的でなかったり、再現性の低いものも含まれますので除外しました。

 

そうしてみると、高給とはいうもののお金の使い方としてはそれほど選択肢があるわけではありません。

特に株式投資ができないのはある意味致命的です。

上場企業の株式投資ができないのならば、スタートアップにエンジェル投資家として出資をするという手段がありますが、そういった手法はまだ浸透していません。

 

ただ、大学を出てそれほど経っていない若輩者が、通常は40代や50代になってお金に余裕が出てからやるようなお金の使い方を経験できるという意味では、個人的には大変良い環境だと思います。

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社会人なら転職サイトに登録すべき3つの理由

2017年9月25日更新 2017年1月3日公開

人生において、転職サイトに登録するということは相当な決意が必要なのが一般的です。

中には一生縁がない人もたくさんいることでしょう。

しかし、これからの新世界で攻めと守りの両面からキャリアを考えたとき、転職サイトに登録するということが常識になってきます。

 

実際、外資系の投資銀行やコンサルなどでは新入社員になったと同時に転職サイトに登録し、良いエージェントを探すというのが当たり前に行われています。

・転職サイトに登録するという一歩がなかなか踏み出せない

・転職ってなんとなく不安を感じている

そう感じている方に、実際はエージェントに助けてもらいながらきちんと転職活動をすればリスクなんて大したことないよ、ということを伝えられたらと嬉しいです。

 

外資系への転職にまつわることは下記でもまとめていますので、よろしければどうぞ。

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「転職」は突然やってくる

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もはや年功序列・終身雇用が終わったと言われて久しい昨今ですが、そんなよく聞くつまらない話はさておき、20代〜30代前半の若手にとって次のキャリアをどうするかということがよく語られるようになりました。

 

少し話は逸れますが、「転がる石には苔が生えぬ」という故事が、従来は「仕事を転々としている人は成功せず、お金も貯まらないことのたとえ」という消極的な意味合いで用いられていました。

しかし現在では「(苔が生えて能力を錆びつかせているのではなく)生き生きと活躍していることのたとえ」として用いられるようになったことからも、このことが読み取れます。

閑話休題。

 

有能な人ほど多方面から「ビジネスを手伝ってくれないか」という誘いがあるもので、新卒の時には全くその気がなかったのに、気づいたら新しい世界に飛び込んでいたということは全く珍しくありません。

つまり転職は突然やってくるということです。

突然の話にパニックになってしまわないように、常日頃から転職に備えていなくてはなりません。

社会人なら転職サイトに登録すべき3つの理由

ではその突然やってくる転職にどう備えておけば良いのでしょうか?

一番簡単でてっとり早いことのひとつは、転職サイトに登録しておくことです。

その理由についてお話しします。

その1.  「必要になったら」では遅すぎる

転職活動を始めてから転職先が見つかるまでおよそ2ヶ月はかかります。

長ければ半年ということもあるでしょう。

このように転職活動は長期戦です。

日頃から準備していないとさらに長期化する傾向にあります。

そして、長引けば長引くほどしわ寄せは仕事や家庭などに向かいます。

それはつまり、必要になってから準備していたのでは遅すぎるということです。

 

転職までのプロセスとしては、エージェント探し → 企業探し → 履歴書作成・提出 → 書類審査 → 1次面接 → 2次面接 → … → 内定 → 辞表提出 → 書類準備や引っ越し等 → 入社。

ざっくりと書いてこれだけのプロセスがあります。

なかでも時間がかかるのはエージェント探し企業探し面接です。

特にエージェント探しと企業探しは、間に合わないからといって調査が浅かったり妥協してしまうと、せっかく転職できても小さなほころびが気になって結局後悔することになってしまいます。

普段から準備しておくことが肝要

転職で大切なのはタイミングと運です。

上述の通り、転職したくなってから準備していてはこの波に乗り遅れてしまいます。

日頃から準備をしていた場合、エージェント探し→企業探し→履歴書作成までは前もって用意しておくことができます。

転職するしないに関わらず、定期的にエージェントとコンタクトをとって、情報を収集することが肝要です。

 

定期的にという点がポイントで、3ヶ月に一度のペースで良いのでエージェントとコミュニケーションとるようにしたいところです。

マーケットが冷え込むときだけヘッドハンターにコンタクトをとるようでは良い案件は回してもらえません。

ベアマーケットでは他の転職希望者もエージェントに殺到するからです。

ブルマーケット(好景気)含めて、日ごろから優秀なエージェントと人間関係を構築しておけば、いざという時に良い案件を優先的に回してもらえる可能性が高くなります。

その2. 良い案件はエージェントに教えてもらう

良い案件は、自分で探すだけではなくエージェントに教えてもらうことも多いです。

独力ではどうしても自分の知っている範囲内に凝り固まってしまいがちですし、無意識に避けてしまっている企業というものもあります。

他人からインスピレーションを得ることで選択肢が広がるのは間違いありません。

エージェントはこれまで多数の案件を取り扱ってきた知識と、現在の求人事情をどこよりも詳しく知っています。

多様なソースから確かなファクトを積み上げて情報戦を制することが、転職に成功する最短距離に繋がります。

 

また、「転職はタイミングと運」と前述しましたが、そのタイミングを教えてくれるのはエージェントということも往々にしてあります。

運良くぴったりな案件を回してくれるということもあります。

「たまたま教えてもらった案件が良かったから転職することに決めた」というケースですね。

その3. 普段から市場価値を意識するため

そして最後の3つ目は、普段から自分の市場価値を意識するためです。

気づかないうちに、その会社でしか使えない人材になってしまってはいないでしょうか?

会社名、役職名は市場価値においてなんら関係ありません。

その会社でしか通用しないスキルばかり習得しても市場価値には繋がらないのです。

 

エージェントから提示される求人を定期的に把握することで、自分の市場価値が掴めてきます。

・順調に市場価値を高めているだろうか

・自分は受け取っている給料に見合う市場価値があるのだろうか

・パフォーマンスに対して年収が低いんじゃないか

ということを意識する習慣がつきます。

 

また、適正な相場観があれば、年に一度の人事考査で年収アップをアピールすることも可能です。

もし結果がダメだったとしても、まずはアピールすることが大切です。

今後評価を上げるための具体的なアドバイスがあるかもしれませんし、どこかでそのチャンスを与えてくれる可能性も出てきます。

会社内での相対評価しか持たない場合よりも、会社の外の市場価値を把握している方がアピールしやすいです。

 

最後に

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以上、社会人になったら転職サイトに登録すべき3つの理由でした。

是非これを機に転職サイトに登録して、自分の市場価値をチェックしてみてください。

エージェントから定期的に情報を仕入れることで相場観が次第に身についてきます。

これからの時代、自分をマネジメントするのは会社ではなくあなた自身です。

セルフマネジメントはもはや常識となりました。

転職する気があるないに関わらず、順調なキャリアステップのためにもエージェントを上手く使い倒してみてはいかがでしょうか。

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